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SUREFIRE (シュアファイア) G2X LE Dual-Output LED フラッシュライト

SUREFIREから新商品が入荷しました。軽量で丈夫なナイトロンポリマー樹脂ボディを持つG2Xシリーズに新たなモデルが追加されました。その名はG2X LE ! LEはLaw Enforcement(法執行官)の略。日本人の私にはLEと言われても馴染みが無いのでピンときませんが、最近の米国ブランドのライトはLEが大流行です。

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平たく説明するとG2X LEは現行のG2X PROと同じHi/Low切替の出来る2段階調光モデルで「最初の一発目」が必ずHiから始まるモデルになります。つまり積極的に視界を奪うことを目的にHiモードから使いたい人向けにモードの切替を逆にしたライトです。また、明るさもANSI表記ではございますが400ルーメンになり、より明るくなりました。今回は現行の320ルーメンモデルのTACTICALと比較してその違いも紹介して行きます。

と、その前にG2Xがどんなライトか知らない方に簡単ではございますがご紹介します。
G2XはSUREFIREがリリースする1インチ径のボディを持つパーソナルシリーズの中でも最も安価なエントリーモデルであり、最もバリエーションに富んだ人気モデルです。ボディが樹脂製のためカラーバリエーションも豊富で過去に廃盤になった製品も含めると10種類以上あります。ボディに使用されているポリマー樹脂は耐熱、耐寒、耐薬品に優れた素材であり、非常に軽量で丈夫なものでもあります。また、価格もフルメタルボディに比べると安くなっておりますのではじめてSUREFIREを手にされる方にはおススメのモデルです。一個人が実用的な懐中電灯を求めた場合、G2X以上のモデルはもはや「趣味」の領域といっても過言ではありません、と書いたら輸入元に怒られるかな?

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LEのスイッチはクリック式。半押しで間欠点灯(モーメンタリ)が可能。クリック音がするまで押し込むと常時点灯し、半押しを素早く繰り返すことでHi→Low→Hi...のサイクルで調光します。任意の明るさでクリックするとその明るさで常時点灯します。押し感は柔らかくPROと変りはございません。スイッチボタンが凸状に膨らんでいるので非常に押し易いデザインをしております。

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LEは搭載LEDが異なります。320ルーメンのモデルに比べより大きなLEDが搭載されております。ベゼルのサイズは同じですが、リフレクターが同じものかは定かではありません。しかし、仮に同じか同じ程度のものであった場合、中心光は大きくなる傾向にあります。中心光からの周辺光をより明るくすることを目的にLEDを変えたのか、それとも単純に新しいLEDの方が高効率で明るいから変えたのか、、、その両方なのか、その辺は定かではありませんが400ルーメンと320ルーメンの違いは搭載LEDの違いによるものだと思われます。

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あまりこういう照射画像は好きではないのですが、中心光の大きさの違いを知るには分かり易いかと思います。左がLEで右がTACTICAL。距離は同じです。LEの方が中心光が広いのが分かるかと思います。ちなみにケルビン(色温度)に関してはLEDの個体差なので他がどうだか分かりません。

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照射距離2mでのLow15ルーメンの照射。実際にはもう少し薄い周辺光があります。手元足元への照射、省エネモードでの照射に適したものです。LEやPROの場合、電池が減ってきますとHiモードの明るさが落ちて調光しても明るさが変らなくなります。パッツンと消えてしまうわけではないので電池の変え時を知るには調光モデルが便利。Lowモードでの点灯時間は45時間と非常に長いので仮に電池の交換が困難な状況にあっても当分は使い続けられます。

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同じ2mでのHiモード照射。この距離で照らされる側に回りたくないものです。2mというかなり近い距離での照射であっても広い周辺光があり、状況が一様に分かるのも特徴の一つです。レンズなどで集光されたライトの場合、ズームに絞った状態では先にご紹介したLowモード程度の照射範囲が「明るくなる」だけでその周囲は暗いままですが、リフレクターモデルの場合、周囲も明るく照らせるので現状認識しやすい効果があります。もちろん、リフレクターの種類や深さ、広さによっても異なりますが、G2X LEのそれは近距離でも充分な効果が得られるものです。

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続いて室内10mでの照射。こちらはLE Hiモード400ルーメン。

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TACTICAL 320ルーメン。

先にご紹介したとおりLEDの違いはあるが、そこそこの照射距離になるとLEDの大きさが影響してきます。光源が小さいほど集光されて光は飛びますので照射距離自体はどちらも同じ程度です。屋外でもさほど大きな違いは確認できませんでした。周辺光に関しても近くではあまり違いは感じず、5mくらいであれば確かにLEの方が全体的に明るく見えました。それ以上となると気持ちの問題というか、確かに明るいんだけどね、まぁねぇ〜、、、みたい感じです。予想はしておりましたが、Hiモードでの80ルーメンの差ってこんなものですね。なので、G2X LEはやはりHiモードから点灯を開始すると言う点が最大の特徴と言えます。それを差し引くとLowモードから始まるPROモデルとの価格の違いに少し悩みます。

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「趣味」は大事です。好みが誰にでもあり、人生の糧に楽しみが必要です。同じようなものでも「これLaw Enforcementだから!」という理由で選ぶのも充分なきっかけにはなるかと思います。G2XシリーズはSUREFIREへの間口を広げる為のきっかけとなるライトです。ただ、あまりにも丈夫で性能が良いものですから「これでいいか〜」で終わってしまう方が多いのも事実です(笑)。

正直、G2X LEはそういった「最初の一本で最後の一本」になる可能性のある良いライトだと思います。

SUREFIRE (シュアファイア) G2X LE Dual-Output LED フラッシュライト