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STREAMLIGHT(ストリームライト) STRION ストリオン HPL リチウムイオン充電モデル

本日ご紹介するライトはストリームライト社の2015年モデル ストリオン HPL です。こちらのモデルは従来型のストリオン HPの後継モデルにあたります。外観上のサイズや見た目はほぼ変らず、搭載LEDが最新ものに変えられております。コンパクトなボディの全長には似合わないパラボラ状の広く深いリフレクターを装備した遠方照射モデルです。

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ボディ径は24mm 1インチよりも若干細い絶妙な握り具合。ボディには滑り止めのチェッカリングとトレンチ(溝)が全面に渡って施されており、何処を握っても握り易いデザインをしております。幅広のヘッドはアルミ合金製ですが、その厚みは薄く重くありません。見た目よりもその軽さに驚くユーザーが多いのもストリオンの特徴です。

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スイッチボタンはクリック式。半押しでの間欠点灯も可能。ボタンカバーがぷっくりと凸状になっているので押し易く、タッチも軽めです。

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充電池はメーカー純正の専用リチウムイオン充電池。18650型ではありません。汎用品はご使用できないのでご注意ください。充電のストリオンシリーズ共通の専用チャージャーを使用します。基本的に充電池がその寿命を全うするまでライトから取り出すことはありません。

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最大の特徴である面構え。リフレクターの直径は177.8mm。これは同社のスーパータックと同じものになります。リフレクターは鏡面加工されたスムースリフレクター。これに適合した新型LEDはリフレクターによって集光され強力な光軸となって遠方を照射します。照射距離だけでいえば、従来のHPとさほど変りはありませんが、やはり光が当たったところの明るさは圧倒的に明るいものになります。

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中心光も明るいですが、周辺光も狭いながらかなり明るいです。屋内であれば周辺光の恩恵も多少得られるでしょう。しかし、なんといっても屋外での照射が楽しいです。コリメータレンズ式モデルが全盛の昨今、このパラボラレンズは激しい個性を放ちます。最近のタクティカルライト等でコリメータモデルが多いものですからリフレクターモデルを「旧式」と認識されている方がいますが、それは間違いです。

遠方照射を重視し、ヘッドのサイズさえ許されるのであれば、同じルーメン数でもコリメータモデルよりも同等化か、それ以上遠くを照らすことが出来ます。コリメータモデルの最大のメリットはヘッドの小型化にあります。小さいヘッドでも遠くを照らせるのがレンズ式の特徴です。
もし、このストリオン HPLと同じヘッドサイズのコリメータモデルであったなら、それはかなりフロントへビィーなライトになってしまうことでしょう。とても実用性で使えるライトにはならないでしょう。

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ちょっと懐かしい画像ですが、キセノン電球のストリオン

ストリオン自体、電球モデルの頃から歴史の長いアイテムになりますので目新しさは薄いですが、充電器や充電池は従来と共通ですし、頻繁なモデルチェンジが無いのも信頼と実績の証かと思います。

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