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STREAMLIGHT(ストリームライト) 095Y ダブルクラッチ 充電式 LEDヘッドライト

本日ご紹介するライトは米国ブランド ストリームライト社の充電式LEDヘッドライトです。ストリームライトでは既に防爆認証を持つハズロやアルゴなど実績あるアイテムが揃っておりますが、本日ご紹介する「ダブルクラッチ」は充電モデル。これまでの既存のモデルとは一線を画すデザインとコンセプトを持ったアイテムになります。

このダブルクラッチ、ただの充電式ライトではありません。特徴はスイッチにあります。
一体全体LEDはどこにあるんだ?と訝しがりながらマニュアルどおりにゴムに覆われた先端のリングをひねってみると点灯しました。向かって右、つまり時計回りに回すと透明なレンズがLEDの前に移動し集光照射となり、反時計回りに回すと拡散レンズがLEDの前に来るので拡散照射となります。どちらでもない状態、つまりLEDが見えない状態がOFFの状態となります。メインスイッチは他になくベゼルの回転だけで点灯します。

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ヘッドライトのスイッチは主に「ボタン式」と「ツマミ式」があります。ボタンはお馴染みのもの、ツマミはオーディオのボリュームのように回転させてON/OFFと調光が行えるものが一般的です。SUREFIRE社のMINIMUSなどが代表的なアイテムかと思います。他にもスライド式など変ったものもございますが、ベゼルを回転させて点灯するモデルは他に見たことがありません。しかし、このライトのスイッチほど回しやすいものもございません。実際に頭にヘッドライトを付けた状態でスイッチを手探りで探すのは難しくはありませんが、「あれ?どの辺だ?」と躊躇してしまうときがあります。スイッチが小さなモデルであれば尚のことです。ツマミ式はその点楽ですが、調光が絡むとツマミの回し具合に気を使ってしまいます。ヘッドライトは一度点灯させればずっと付けっぱなしになるものなので、操作に関してはあまり気にすることではありませんが、それぞれストレスとなる部分が多少あります。

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ダブルクラッチはその点楽です。特に厚手のグローブや軍手など指先の感覚が鈍くなるものをつけた状態でもガッシリとリングを握って回すことが出来ます。リングはゴムで覆われておりますので滑り難く確実な操作が出来ます。米国ブランドらしく合理的でストレートな表現です。通常125ルーメンでの点灯し、ヘッドリングを素早くON/OFFを繰り返すことでHi/Lowの二段階調光が可能。これもやってみると簡単です。この操作をするとなんとなく「ダブルクラッチ」っぽいな、と感じることでしょう。

ノーマルから拡散への移行も素早く行えます。失くしてしまうかも知れないカバーを取り付けることも、小さな取っ手を持って拡散カバーをスライドさせる必要もありません。ただ回すだけ!ここが凄いのです。どちらかと言えばオールドスクールなデザインが多いストリームライトのヘッドライトですが、このアイテムはかなり攻めてる感じがします。

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電池の出し入れも面白い。ピカティニーレールのようなバッテリボックスの止め具。ツマミを緩めて横にスライドさせるとライト本体が前に倒れて充電地が取り出せます。ちなみに、留め具のツマミは緩めても脱落しません。充電池は専用のリチウムイオン充電池。システムとしてはLED LENSER SEO7Rと同じです。付属のUSBケーブルでPC等から充電します。本体にはUSBポートはむき出しになっておらず、バッテリー本体にポートが付いております。このタイプのメリットは二つ。一つは防塵、防水性に長けていること、もう一つは充電池を外して充電ができること。例えば充電が出来ない環境で充電池が切れてしまっても、乾電池を携行していれば充電池を外して乾電池を装填することが出来ることです。乾電池使用時は単四型のアルカリ乾電池3本で使用可能です。

バッテリーケースの蓋は「パチン」と留めるだけのものに比べ、非常にしっかりと蓋をすることが出来ます。もちろん、蓋と本体の間には防水パッキンが付いております。これをレール状のスライドとネジを使うことでしっかりと蓋を締め込むことが出来ます。万が一強い衝撃や外圧が加わっても簡単には開くことは無いでしょう。

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従来型のリフレクターを使用したヘッドライトと比べ厚みがあまり無く、非常にコンパクト。レンズタイプのものと比べても決して大きいものではありません。ワンピースモデルなので収納、携帯に大変便利です。

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照射距離10m
明るさと配光ですが、MAX125ルーメンなので飛び切り明るい訳ではありません。しかし、主に手元足元を照らすことを目的とするのであれば、バッテリー容量を鑑みても適正かつ必要充分なものと思われます。

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拡散モード
拡散レンズにすると中心光と周辺光の境がなくなりフラッドなものになります。その代わり10m先でもほとんど照らせなくなります。使用用途と目的に応じて使い分けてください。

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近距離ではこの通り、ふわっと全体を自然に照らせます。照射面に強弱がないので実に見やすいものかと思います。

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ところで、「ダブルクラッチ」と聞いてなんか聞いたことあるぞ、、、と思ったのですが、マニュアル車に乗らなくなって久しい身としては思い出すのに少々時間がかかってしまいました。まぁ、あまり関係ないことですが、面白い名前のライトです。それにしてもこの面構え!なんだか前衛芸術的です。スイッチも画期的ですが、その操作性というデザインから生まれたこのルックスは他のヘッドライトにはないイノベーションを感じます。見た目はちょっと奇抜ですが、使いやすさを考えた故のデザインです。見た目のスマートさや堅牢さも大事ですが、ヘッドライトにしろ、ハンディライトにしろ、これはツールに過ぎませんので使い難かったら意味がありません。

より使いやすさを求めた結果がこのスタイルならば、実にクールで不敵な面構えです。
STREAMLIGHT(ストリームライト) 095Y ダブルクラッチ 充電式 LEDヘッドライト