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先週末は凄い雨でした。私も裏山の様子を見に何度かライトを持って行きましたが、擁壁の排水溝から滝のように溢れ出る水を見るのは生きた心地がしませんでした。そんな不安な夜はライトの撮影をして気を紛らわすに限ります。

今回ご紹介するのは「MINIMAGもどき」と名高いbigblue AL220です。ここまで外観が似ていますといっそ潔いのですが、その照射比較は如何に?

二つのライトのスペックを簡単に紹介します。
bigblue AL220 スリム水中ライト
明るさ:220ルーメン
LED:CREE XP-G2
ランタイム:2時間
照射システム:コリメータ
使用電池:単三電池2本
サイズ:148 × 27 × 18mm(全長×ヘッド部×把持部)
重さ:約75g (電池含まず)
焦点調整:不可
点灯:ヘッドを締める
防水性:100m防水

MAGLITE MINIMAG PRO ミニマグプロ 2AA LEDライト
明るさ:226ルーメン
LED:CREE XP-G R5
ランタイム:2.5時間
照射システム:リフレクター(鏡面)
使用電池:単三電池2本
サイズ:167.8 ×25.4 ×18mm(全長×ヘッド部×把持部)
重さ:約75g (電池含まず)
焦点調整:可能
点灯:ヘッドを緩める
防水性:生活防水程度

スペックだけを書き並べても両者は全く同じように見えますね。同じ単三電池2本使用したスリムで軽量なボディ。明るさも、ランタイムもほとんど違いはございませんが、AL220は水中ライトになりますので防水性処置に関しては比較にならないほど厳重です。また、点灯の仕方も真逆になります。
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今回スポットを当てるのが「照射システム」です。AL220がコリメータで、MINIMAG LEDがリフレクター。この差がどのように照射に影響を与えるかをご紹介します。
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まずはAL220の屋内照射。

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続いてMINIMAG PRO

コリとリフの違いが良く出ていると思います。リフレクターは円形の周辺光と一番明るい中心光が現れます。対するコリメータレンズは中心光が広く明るくなる代わりに周辺光は狭く薄くなります。ただ、壁の反射光などもありますので、比較的近距離で閉鎖的な空間ではあまりその違いを実感することは出来ません。

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屋外ですとかなり違いが出ます。コリメータとリフレクターでは照射距離に違いが出来ます。よほどリフレクターモデルが幅広で深いリフレクターを使用してない限り、コリメータ系のライトのほうが光が飛びます。手前が広く明るいMINIMAG PROに対して、奥が明るいAL220といった違いが見て取れると思います。ただ照射角を絞っただけのモデルもあるので一概には言えませんが、手元からの照射範囲もさほど酷く狭くならないのは優秀なコリメータを積んでいる証拠だと思います。

AL220の実用的な照射距離は20m以内といった感じ。雨の中でも有効に使えるビームパターンと安心の防水性能は水中ライトならではです。

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AL220はエントリーユーザー向けの比較的安価な水中ライトですが、地上で使用する一般的なライトと比べるとその性能は決して低くありません。むしろ一つ一つのパーツ構成はより強度を求めたモノで構成されております。丈夫さ、耐久性そういった点ではAL220は非常にお買い得なライトです。完全防水のライトと言うと仰々しい高価なライトを想像しがちですが、マグライトとさほど変わらない価格でコンパクトで防水性に優れたライトが手に入るのは稀なことだと思います。

見た目はマグライトですが、実物は全く異なるライトです。
bigblue AL220 スリム水中ライト