BIGBLUE (ビックブルー) AL220 単三電池2本使用 スリム水中ライト

BIGBLUEの新作ライトAL220が入荷しました。これまでのモデルよりもかなりスリムなモデルになります。単三電池2本使用。見た目はまんまマグライトの2AAモデルなんですが、細部を見ますと水中ライトとしてのこだわりを感じる仕様になっております。ラインナップは5色　カラフルなアノダイズド表面処理が施されております。


電池2本を直列に装填して使用します。電池の出し入れはヘッドを開けて行います。テールからは行えません。ヘッドとの接合部にはダブルOリングを装備し、水深100mの万全な防水性能を持ちます。

点灯はヘッドを締めて行います。緩んで点灯するマグライトとは真逆。ご使用の際は注意が必要です。調光機能は無いシングルアウトプット。MAX220ルーメンです。


さて、折角ですのでマグライトとの違いを比較したいと思います。ボディ表面は艶消し。カラーリングの違いに関係なくグロスな感じはありません。艶の有無に関係無いのですが、AL220の表面処理はかなり丈夫なモノになります。ダイビングライトは砂地や岩場での利用も多く、また塩水に長く浸かるのでより擦れに強く、耐食性に優れた仕様になっております。ちなみに良く聞かれるのですが、シルバーも表面処理されております。アルミ無垢ではありません。


全長はマグよりも短い148mm その差約19mm。その理由は照射システムにあります。マグライトは樹脂にアルミを蒸着させたスムースリフレクターですが、AL220はコリメータレンズを採用。集光性を重視した仕様になっております。照射距離を稼ぐのに深さが必要なリフレクターに比べ、レンズであれば短く出来ます。その為、ヘッドの全長は若干短くなっております。


また、マグライトにはベゼルリングはありませんが、AL220はボディと同じ色にメッキされたステンレス製のベゼルリングを装着。落下時の衝撃からレンズを保護します。風防レンズは擦れに強いガラス製。地上よりも過酷な環境下での使用が考慮されております。AL220の搭載LEDは新鋭のCREE XP-G2。


しかし、マグライトの2AAボディは本当によく考えられた美しいボディだなぁ〜と改めて感心させられてしまいました。順手で持った時のしっくり感が素晴らしい。AL220がこれに似ているというのは突き詰めたデザインの結果と言えるかも知れません。元々有機的で曲線的なデザインを得意とするブランド。ヘッドの絞りの部分の完成度は同社のFFシリーズを彷彿とさせます。

配光はコリメータレンズらしい集光されたもの。至近距離では明るさの異なる円が段階状に見えますが、少し離れるとあまり気にならない程度になります。中近距離でその性能を発揮します。照射範囲は決して広くはありませんが、この位の距離であれば同じ程度のルーメンのリフ型と比べると明るく感じると思います。

最初は「マグパチ」なんて思っていましたが、これはかなり良さ気です。ゴテゴツとした派手なデザインが好きな方にはおススメしませんが、2AAで非常に高い防水性能を持った「普通のライト」が欲しい方には是非おススメしたいライトです。

BIGBLUE (ビックブルー) AL220 単三電池2本使用 スリム水中ライト