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LED LENSER(レッドレンザー) OPT-7298 H7R.2 充電式LEDヘッドライト

先日入荷のお知らせを致しましたH7R.2及びH7.2についてご紹介します。この二点の相違は充電式か乾電池式かの違いになるので今回は主に充電地式のH7R.2について紹介したいと思います。

従来型のH7Rの後継モデルとなるH7R.2は先にご紹介したH14.2同様、バッテリーボックスにマルチファンクションホイールなる装置を搭載したモデルになります。デザイン的に従来モデルを踏襲したH14.2に比べ、H7R.2はデザインからバンド幅、充電地に至るまでフルモデルチェンジといった感じに仕上がっております。

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最初に感じたのは大きさ。デカくなりました。写真のマネキンは頭が小さいので必要以上に大きく見えてしまうかも知れませんが、従来型を知っている方であれば、その大きさに気がつくでしょう。その顕著なる部分がヘッドバンドです。従来型が20mmの細身のバンドだったのに対して、H7R.2は標準的な25mmに変わっております。わずか5mmと思うかも知れませんが、実際に装着するとその違いは明確です。

バンド幅が大きくなったのは各パーツが大きくなったから。とは言え、GENTOSのHW-999Hなどと同じ程度の大きさ。今にして思えば従来モデルがコンパクト過ぎた感じもあります。標準的なサイズになった、、、と言ったほうが良いかもしません。

額に当たるライトユニットのベースマウントは左右に広く、額の形に合わせて緩やかなカーブを描いた流線型。非常にフィット感がよく、安定感が増しました。メインスイッチはライトユニット上部にあり、ボタンが大きくなり押しやすくなっております。

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ライトユニットのチルトは4段階。大型化したことでカチ、カチと動くラチェット感は従来型よりシッカリしたものになったように思えます。ただ一つ、これはどうなの?的なのがLED LENSER 自慢のフォーカスレンズの動きです。

従来型は小さなハンドルレバーを前後にズラすことでワイド、スポットの切り替えができましたが、今回のモデルはベゼルリングを回すとレンズが前後に可動するタイプに変わりました。デザイン的にはすっきりしてカッコイイのですが、リングが薄く回し難いです。せめてSEOシリーズのように若干でもベゼルリングと本体の間に段差なりサイズの違いがあれば分かりやすいのですが、ベゼルリングがボディとツライチなので頭に装着した状態では触感でそれを判断するのは難しいのです。まぁ、先端を摘めばいいだけなんですが、ちょっと格好付け過ぎといった感じもします。

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バッテリーボックスのマルチファンクションホイール。機能的にはH14.2のものと全く同じ。ホイールを長押しするとプログラム変更、ホイールを回すと調光もしくは点滅速度の速さを調整可能です。バッテリーボックスは単四電池が4本入るサイズなので単三仕様のH14.2に比べると小さいですが、従来型の単四電池3本使用に比べると大きくゴツくなりました。
また、H7R.2とHR.2のヘッドバンドは変則的で、メインのバンド幅は25mmですが、バッテリーボックスは15mm幅の細いバンドでメインのバンドに留められてります。なので、社外品のラバーバンドやシリコンバンドを通して使うことが出来ません。25mmでも20mmでも上手く付けられません。機能的にはこちらの方が理にかなっているのだと思いますが、ちょっと残念です。

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充電式のH7R.2と乾電池式のH7.2との違い。充電式のH7R.2には専用のボックス型のリチウムイオン充電地が付属します。こちらの充電地単体の販売はまだございませんが、メーカーとしては今後発売予定との事なのでいずれは単体でもご購入可能になるかと思います。
バッテリーケースの蓋は完全に外れます。ケース本体側にパッキンが付いておりますので従来型のゴム蓋を被せるだけのタイプに比べるとシッカリしたものに変わったことが分かります。

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H7R.2ですが、バッテリーボックスのサイドに充電用のポートがあります。そこに付属するマイクロUSBコードを差し込んで充電を行います。壁面ACから充電する為のアダプターも付属します。H7R.2に関しては充電地の寿命を全うするまでバッテリーボックスの蓋を開ける必要がありません。正直、乾電池式となると少々電池の入れ替えが面倒くさいので、頻繁に使われるのでしたら充電式がオススメです。

しかし、注意点もあります。従来型のH7Rはニッケル水素充電地を搭載しておりましが、今回のH7R.2はリチウムイオン充電地です。電圧も容量も全く異なります。故に、「充電地ならなんでも一緒」と思って市販の単四型ニッケル水素充電地を装填して充電させると事故、故障の原因となります。大変危険なので専用充電地以外の充電地のご使用は避けてください。

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ワイド、スポットの配光はLED LENSERらしいものです。H7R.2でMAX300ルーメン、乾電池式のH7.2が250ルーメンになります。ワイドのフラットな配光は均一な明るさになるので、手元作業や壁面への照射に適しております。レンズは無段階に照射角度を変更することが出来るのでユーザーが任意にその角度を設定することが出来ます。ツイスト式のレンズはガタついて緩むこともなく、設定した角度が変わることもありません。

今回のモデルチェンジした製品は従来型の経年劣化によって「故障し易くなる部分」を改良・強化しているように見えます。多少大きく重くなってしまいましたが、それに見合うだけのメリットは大きいと思います。H7が発売されて5年以上経ちました。その間に蓄積されたエンドユーザーからの要望がようやく製品として具現化したのが、今回の製品だと思います。その進化の様を是非、ご自身の手でお確かめください。

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LED LENSER(レッドレンザー) OPT-7298 H7R.2 充電式LEDヘッドライト
LED LENSER(レッドレンザー) OPT-7297 H7.2 LEDヘッドライト