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OLIGHT(オーライト) M22 WARRIOR XM-L2 LED FLASHLIGHT

OLIGHTから新商品が入荷しました。M22 ウォーリアーは6V M20系の最新モデルになります。使用LEDはXM-L2 MAX950ルーメンのハイルーメンモデルです。幾重にも連なる放熱フィンが印象的。ボディデザインは従来機とほぼ同じですが、テールスイッチのオペレーション方法に改善と変更が見られます。

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ボディの全長は144mm 従来のM20XM21Xに比べて長いように見えますが、その長さはほとんど違いがありません。ヘッド径もM21Xとさほど変わりありません。写真でご覧になるよりもゴツくはありません。ただ、、、フロントベビィーです。ヘッドとそれ以外で重量を測ってみたところヘッドが約100g、それ以下が約46g、、、倍近くヘッドが重いことになります。まぁ、LEDライトなんて中身のほとんどは「頭」に詰まってますからこうなるわけですが、ボディに電池を装填すると重量バランスはちょうど中央付近に来ます。実際に電池を入れて使用すれば極端にヘッドが重いように感じることはありません。

リフレクターはスムースリフレクター。スポット系の配光になるとおもいますよね?それについては後ほど。
ちなみに、品名にもありますブラックベゼルですが、ヘッドの先端にありますステンレス製のリングが黒染めされたものになります。ボディのエアクラフトアルミ合金に施されたブラックHAと違和感のない質感になりますが、素材はステンレスになります。こういった仕様のものをあまり見かけませんが、なかなか出来の良い仕上がりです。

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使用電池はCR123A 2本。スイッチはこれまでと同じモノになりますが、ヘッド側の設定が異なります。調光モードチェンジはヘッドを緩めたり締めたりを繰り返すことで3パターン設定することが出来ます。Hiモード950ルーメン、Med250ルーメン、Low20ルーメンです。スイッチは半押しでの間欠点灯が可能。クリック音がするまで押し込むと常時点灯します。ここまではほぼ同じ。これまでと異なるのは半押しで素早く2回押すと常にHiモードになり、3回押すとオートストロボとなり、スイッチを押し込むとそのモードが常時点灯します。

例えば、Lowモードで常時点灯させていても一度消灯させて素早く2回スイッチを半押しするとHiモードに切り替えることが出来ます。再び消灯すればLowモードに戻すことが出来ます。いかなる状況であっても素早くタクティカルモードに移行させることができるのがM22の特徴です。

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もう何点か細かな仕様変更があります。付属するタクティカルグリップですが、従来はグリップのジョイント部にもタップが切ってあってボディに締めこむように装着しておりましたが、使用頻度によってはこの部分が緩んできます。また締めれば良いだけなのですが、この部分が緩むとテールスイッチの締め込みが甘くなり接点不良のような症状を起こす事例が過去になんどかありました。M22にはそのタップがなくただハメ込むだけ。これなら上記のような不具合が起きる可能性はありません。

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また、このタクティカルグリップ。従来よりも「優しく」なっております。これまではエッジが尖っておりましたが、M22のそれはラウンド加工されており、素手で握っても痛くありません。これは実用重視の人にとってはかなりポイント高いのではないでしょうか?今後、他のモデルもこれに統一されていくと思いますが、今はまだ珍しいかも知れません。

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肝心の照射ですが、思いのほかワイドです。照射対象は40フィート(約12m)のコンテナ車。コンテナ車全体を照らすことが出来るワイドな配光。XM-L2を搭載していることも理由にあるかと思いますが、意外にも太い中心光とワイドな周辺光が得られます。さらに遠くを照らすと拡散具合が増しますので完全なスポット照射を望むのであれば、M3Xまで手を伸ばして見るべきでしょう。M22はあくまでもM20系統ではスポット系に属するライトになりますが、さらにワイドなリフレクターやTIRレンズなどを持ったライトと比べると拡散系に属するライトになると思います。

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ホルスターは付属の専用品。ベゼルダウンで装着が可能。両サイドには予備電池を入れるためのポケットが付いております。ボディの握りは従来と変わりありません。スタンダードで如何にもOLIGHTらしいクセのないものです。ただLEDを載せ替えて明るくしただけのライトかと思いましたが、それなりに改善が施されている点がいいですね。

950ルーメンという数字に目が行きがちですが、このモードは連続点灯ではわずか10分以下です。結局600ルーメン弱に落ちますので、従来機に比べて著しく明るくなったという印象はありません。あくまでも最高数値が上がっただけと認識してください。このM22は間欠点灯でのタクティカルモードを意識した設定となっております。間欠点灯であれば、950ルーメンのハイモードも活かせることができるでしょう。


OLIGHT(オーライト) M22 WARRIOR XM-L2 LED FLASHLIGHT