HLX449
GENTOS (ジェントス) HLX-449 LED ヘッドライト

GENTOSヘッドライトシリーズの中でも異色のモデルがこのHLX-449です。前モデルの型番はHLX-339、その違いはサブLEDが前回は白色光でしたが、今回のHLX-449はこの部分が電球色となっております。メインのLEDは白色光のままです。メインLEDに関してもスペック上は15ルーメンほどアップしてはおります。それ以外の外観上の変更点はほとんどなく、LEDの載せ換えが主な仕様変更のようです。

HLX449-2
ランプユニットとバッテリーユニットが一塊式のワンピースモデル。単四電池4本を使用。ヘッド角度の調整はオーソドックスなノッチ式。カチカチと動かすことが出来、ヘッド角は約90°可動します。
スイッチはユーザーから向かって右側、右手で操作することになるかと思います。ダイヤル式のこのスイッチは手前に回していくと段階的にモードが切り替わり、1段階目はサブLEDが1灯点灯し、2段階目でサブLED全灯し、3段階目でサブLEDが消灯してメインLEDのみ点灯します。

HLX449-1
HLX449-5
サブLEDの電球色はかなり電球っぽいオレンジ光になります。近距離を照らすとき、明る過ぎず視認性に優れた色温度の低いLEDが使われております。明るさ自体は白色光より落ちますが、実際に使ってみるとこれがとても調子が良いのです。数字だけを見てしまうとこの良さを実感することは出来ないでしょう。MODではなく純正品としてこのようなモデルを出してくることはまだまだ珍しいですね。

メインLEDの配光は超スポット。レンズ照射らしい飛びっぷりです。近距離はサブLEDに任せて、遠距離はメインLEDに任す、そんな役割分担がハッキリと別れたのがこのヘッドライトのコンセプトになります。近距離照射でのサブLEDの照射パターンはムラがなく美しいですが、メインLEDのそれはだいぶ四角ですね。

HLX449-7
メインLED 95ルーメン。気持ち良いくらいスポットな照射。用途を限るのであればこの潔さは使えるのかも知れません。HLX339の頃は海関係の引き合いが多かったのはこのスポット光が活かせるのかな?

HLX449-6
電球色のサブLED全灯の照射。いい感じに広がって暗いです。全灯で約30時間のランタイムですから徒歩で使用するには充分なものかと思います。アウトドアでは役立ちそですね。

HLX449-4
造り的には価格なり。ベースマウントの裏にあります額に当たる部分は四角いウレタンパッドが付いているだけです。取り外しは出来ません。
ホームセンターを中心に展開するGENTOSブランドなので豪華な装備品よりは光源を含む性能面を強化してそれ以外の部分はまぁ、それなりに、、、といった感じです。それで充分という方にとってはコスパに優れたGENTOSらしい製品です。

とにかくヘッドライトのラインナップの多いサンジェルマン製品。中には「これとあれの違いはなーに?」となってしまう商品があるのも事実ですが、このHLX449はいい意味で異端で面白いかと思います。

GENTOS (ジェントス) HLX-449 LED ヘッドライト