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EA4 PIONEER 単三電池4本使用 LEDライト
NITECOREの順手持ち系ライト EAシリーズに4AAの強力なモデルが追加されました。すでに昨年末に発売されておりましたが、人気商品につきすぐに品切れてしまった商品なのでご紹介が遅れてしまいました。型番からしてこれまでのEA1EC2のようなスタイルを思い浮かべておりましたが、その外観は全く異なるものでした。ただの丸い筒のような外観。スイッチも1つのみ。操作感でいえばTM11やTM15に近い感じ。価格帯はMTシリーズといった感じです。

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そして何よりも小さい。このライトは単三電池を4本使用しますが、パッと見ためそんな風には見えません。全長117mm , 全幅41.8mmのコンパクトなボディに単三電池がドラム状に装填されております。この手のライトにありがちなカートリッジは使用せず、ボディを削り出してパーテーションを作っております。できる限りデットスペースを減らすにはこれしかありません。同じ4AAのSUNWAYMAN M40Aと比べてもカートリッジが無い分、小さく収まっていることがよくわかります。電池交換の際もカートリッジが無い方が簡単ですよね。

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この素っ気ないほどのシンプルなボディデザインは好き嫌いの分かれるところです。ギミックやルックスを捨てて道具としてのライトとして見れば決して悪いものでもありません。「とにかく小さくて明るいので、単三のやつください!」というお客様にはオススメ出来そうなライトです。

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左からM40A, EA4 , LD41 ね?小さいでしょ? 同じ4AAでも電池の入れ方や装填の仕方でここまで違ってくるものです。ただ、小さいことが尊ばれるのは合うまでも携帯性においてのみです。単三電池を4本も入れてCREE社のXM-L U2 LEDを搭載すればかなりのルーメン値が稼げることが想像できます。MAX860ルーメン、非常に明るい光を照射することができるのですが、それに伴う「放熱」が問題となります。U2はだいぶ熱を持ちにくくなってはおりますが、そうは言ってもターボモード860ルーメンの連続照射は出来ればグローブや軍手などをして使って欲しいところです。このボディサイズでこの明るさは搭載LEDには少々酷な気もします。

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鏡面リフレクターはさほど広くはなく深さでその照射距離を稼いでいる感じ。配光はオーソドックスなスポット光ですが、ヘッドが大きくは無い分さほど狭角には感じません。割と周辺光も広く距離が離れるとさほどホットスポットの芯は感じられなくなります。

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屋外でも活躍できそうですが、屋内でも悪くはない感じ。10mも離れると一点のみが明るく照らされるのではなく、やや広がった照射になります。これはこれで使い勝手が良さ気です。

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ズボンのポケットに押し込めて置けそうなくらいのサイズ。200mlの缶コーヒーと同じかそれより細い感じ。携帯性は4AAとしてはかなり良いです。操作性も慣れの問題、この手のライトが初めての方でもすぐに使いこなせると思います。むしろ順手持ちになれた方ならなおさらかな?熱くなったらすぐに照度を落としてMedモードくらいでダラっと使った方が電池もLEDの寿命も長持ちして良いと思います。Medモードでも300ルーメンですからね、十分明るいですよ。

NITECORE EA4 PIONEER(パイオニア) 単三電池4本使用 LEDライト