EB1-1
SUREFIRE EB1 BACKUP

先日ご予約を開始しておりまいたSUREFIRE EB1が早速入荷致しまいた。予想よりも少し早目の入荷になりましたのでご予約頂いているお客様分に関しては早ければ本日から出荷を開始しております。本日はこのニューモデルのEB1についてご紹介いたします。

入荷前からお知らせしておりました通り、今回のモデルはE1Bの後継モデルになりますが、スイッチタイプが2種類あり、それぞれ別の商品となります。一つは従来のクリック式のCタイプと、現行モデルにありますLX2のような加圧式スイッチのTタイプの二種類です。それぞれを見分けることはその外観から出来ます。Cタイプはテールスイッチにシュラウドと呼ばれる囲いがあり、Tタイプはそれがありません。外観的にはTタイプが従来機のE1Bに近いものがありますが、その構造、サイズともE1Bとは異なります。

EB1-2
上段がTタイプのEB1T-A-BK , 下段がCタイプのEB1C-A-BK 全長はどちらもほぼ同じ112mm。サイズ的には同社の廃番品L1 LUMAMAXに近い感じです。従来品のE1Bに比べると少し長くなっております。コンパクトさよりも握りや操作感を重視したように感じます。全体的にストレートで凹凸の少ないソリッドなデザイン。従来品よりもさらにシュっとした姿をしております。ヘッドやボディ、そしてテール部に刻まれた線状のスロットは指がかかり易く、ヘッドの開け閉めなどは意外なほど滑りません。縦方向には引っかかるものが少なく、「捻る」という動作の時だけ緩むようになっているデザインは、このライトが持つ運用目的に適ったものになります。

EB1-3
従来型との小さくて、大きな違いにランヤードホールの新設があります。クリップの折り返しの部分に穴が開いており、Z27のような別売りのランヤードを通すことが出来ます。従来機には無かった小さな機能ですが、有ると無いとでは大違い。携帯の仕方の幅が広がりユーザーにとっては嬉しい限りです。Cタイプ、Tタイプともにランヤードホールはあります。

EB1-4
ブラック以外にシルバーもあります。型番の末尾にSLと付きます。かなり雰囲気の良いです。艶消し仕上げで実にクールです。ブラックの方がやはり圧倒的に人気があるのですが、このシルバーは良いシルバーです。良く見るとBACK UPのロゴがブラックと違います。少し線が細く、裏側のSUREFIREのロゴはブラックが白線なのに対してシルバーは黒塗になっております。ブラックには無い上品さの演出が施されているのがシルバーの魅力です。

EB1-5
ベゼル部分。わずかに突起のついた誤点灯防止が先端にあり、レンズはSUREFIREの得意とするTIRが採用されております。従来のTIRに比べると少し表面が曇ったように見えます。恐らくは光を若干拡散させるためのものかも知れませんね。如何せん初回のロットなので今後変わるかも知れませんし、何とも言えませんがLowモードの近距離照射では外縁にリングのようなものは発生しなくなったように思えます。まぁ、この辺はSUREFIREのことですからシレっと変えてくれるかもしれませんけどね。

EB1-6
さて、肝心のスイッチですがCタイプとTタイプではスイッチのバネが異なります。Cタイプに比べTタイプの方が長く、太いバネを使用しております。そこまでは予想の範囲内でしたが、、、残念ながらこれまでのエグゼクティブシリーズと互換性はありません。EB1独自の規格です。今後リリースされる製品がこのモデルに変わるかは分かりませんが、少なくとも従来のE1BやE1L、別売りパーツのZ68などは付けられません。従来規格よりも少し大きくネジピッチも異なったものです。

EB1-7
ヘッドはCタイプ、Tタイプとも共通の物らしいです。スイッチ側でHi、Lowの切替を行っていると思われます。つまり、加圧式のTタイプのヘッドを従来のE1Bに付けても加圧式の二段階点灯はしません。Cタイプ同様Hi,Lowの間欠点灯での切り替えになります。もちろん、先にご紹介しました通り、E1BにEB1のスイッチは物理的に取り付けが出来ませんので加圧式ライトは作れません。

また、ジョイント部分の規格はこれまでのエグゼクティブシリーズと共通のようですが、接点の構造が違います。EB1はバネが出ております。同社の短セルタイプのライトすべてに取り付け可能か分かりませんが、社外品のボディなどには取り付けられても点灯はしないものがあるそうです。その辺りの報告については分かり次第後日ご紹介いたします。旧商品と互換性があるような、ないような、、、まだ謎な部分が多いライトです。

EB1-8
スイッチのタイプの違いでそれぞれ特徴が現れます。Cタイプはテールにシュラウドがあるので人差し指への掛かり具合が良いです。Tタイプは親指のどこで押しても点灯するので分厚いグローブをしていても確実に点灯させることが出来ます。握った感じは正にL1的な感じです。成人男性の手の平にジャスフィットするような大きさが魅力です。

EB1-10
照射配光はこれまでのE1Bをそのまま明るくしたような感じ。200ルーメンが充分に明るい事も、5mが意外なほど光が飛ぶことも、そしてただ照射角度を絞っただけのスポット光ではなくターゲットを確実に捉え相手の視界を奪うに充分な鋭い閃光を放つことも、E1Bの後継モデルとして相応しいものです。

EB1-9
最近は小さいライトが尊ばれる傾向にありますが、それはあくまでも特徴の一つで「長所」とは限りません。このサイズが理解してもらえるのはそれを手に取ったユーザーのみです。EB1はCタイプとTタイプでそれぞれ長所が異なるのも面白いと思いと思います。SUREFIREの新型モデル、次の一手がどのようなモデルになるのか楽しみにさせてくれるシリーズでもあります。

従来通りの慣れたCタイプか、感覚的な操作が楽しい加圧式モデルか、迷う人は両方ゲットあるのみ!
SUREFIRE EB1 BACKUP