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SUREFIRE (シュアファイア) UNR COMMANDER 充電式 LEDフラッシュライト

SUREIFREから専用充電池を搭載しましたモデルが入荷しました。先に入荷しましたR1 LAWMANに続き入荷したのがこちらのUNR COMMANDER (コマンダー)です。R1が細かな凹凸が付いたリフレクタータイプのライトなのに対して、こちらのUNRはTIRレンズを搭載したスポットタイプの配光が特徴のライトです。

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全長239mm ボディサイズの長い事もその特徴ですが、やはりTIRレンズの深さが目立ちます。また、ヘッド下には明るさやモードを調整するためのセレクターリングを搭載。加圧式の二段階スイッチを採用しており、最初の半押し時の明るさをこのセレクターリングで選びます。セレクターリングはOFF → MINI → MED LOW → MED Hi → MAX→ストロボの計6種類のモードが選択可能です。

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ボディには充電するための入力端子が付いており、付属のACアダプターのジャックを挿して充電を行います。端子はむき出しになっておりますが、ライト自体は防水仕様なので雨天での使用も十分可能です。また、電池残量を示すインジケーターを内蔵。満充電時は緑、使用して電圧が下がってきますと黄(オレンジ?)色になり要充電のころ合い。赤色になりましたら電池交換または要充電となります。

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このライトのもう一つの特徴、それがこのスイッチです。一見すると普通のボタンですが、UNRのそれはまるでジョイステックのようにグリグリと動かすことが出来ます。考えただけで「このスイッチ大丈夫か?」と心配になりますが、実際のそれはかなり丈夫でシッカリとしております。私も実物を確認するまで「これは無いな...」と思っておりましたが、思いのほか丈夫かつ確実に動いたので驚きました。

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スイッチの詳しい動作は製品ページをご参照いただきたいのですが、簡単に説明しますと、ボタンを横方向に倒すと常時点灯します。垂直に押すとモードセレクターで設定されたモードが点灯し、さらに最後まで押しこむと常にMAXモードとなり、指を離すと消灯します。ただし、MAXとストロボはスイッチ半押しでも最後まで押しこんだ状態と同じ出力となります。

このスイッチボタンは片手で素早く、感覚的に4つの操作を行うことが可能なスイッチです。SUREFIREのお家芸であれる二段階の加圧式スイッチは素早い点灯と消灯を可能にした独特のスイッチですが、常時点灯させたい場合は片手でそれを行うには多少の慣れが必要なモノでした。それを解決したのがこのUNRのスイッチです。非常に感覚的に操作できる点は素晴らしいと思います。

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搭載LEDはおそらくCREE XM-L MAX800ルーメン。レンズ式の照射システムですが、同社のM3LTM6LTと異なるのは「中が見えていること」、どちらかと言えばLX2に近いのかな?その配光は確かに集光系の物になりますが、若干リフレクターチックな周辺光も発生します。ですので、思っていたほど集光ではないな、と言うのが最初の感想です。

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暗いモードではあまり分からないと思いますが、明るくなるほど周辺光の存在に気が付きます。コマンダーの配光は狭角で超深いスムースリフレクターを付けたライト、と言った感じです。ピンポイントで飛んでいくスポットライトのようなライトではありません。

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電源は二種類からチョイス。専用の18650リチウムイオン充電池か、従来の使い捨て電池SF123Aを2本装填するカートリッジの何れかになります。普段は充電池を使い、出先での電池切れの際は乾電池を使用するなど柔軟な運用が可能です。リチウムイオン充電池は継ぎ足し充電によるメモリー効果がほとんどない電池になりますので、小まめに充電して使うことが出来ます。普段使いだけなら充電池だけでも十分使えそうです。

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R1 LAWMANとの比較 左がUNR , 右がR1
R1の方がだいぶ短く感じます。全長で34mmの差はレンズとスイッチの違いでしょうね。順手持ちも考慮されたR1はパトロールユース、対するUNRはタクティカルユース一辺倒。品名の違いからもそんなことが想像できるかと思います。まぁ、それにしてもこの長さはアメリカンだなぁ。重いわけではないがやっぱり長いかな。

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SUREFIRE UNR COMMANDER(コマンダー) 充電式 LEDフラッシュライト