h502-1
H502 超広角LEDライト クールホワイト
H502D 高演色モデル 5000k
H502C 高演色モデル 4000k

ゼブラライトから広角配光の新商品が入荷しました。旧モデルH501シリーズのリニューアルモデルといった感じですが、デザインから性能までいろいろ変わっております。

今回ご紹介しますH502シリーズですが、最も特徴的な部分は「リフレクター」を持たないところです。LED素子の周りに白いそれらしきものがあるけど?と思われるかも知れませんがこちらは光を反射させて前方へ飛ばすほどの能力を持ちません。LED素子をむき出しにして点灯させたことはありますでしょうか?光源から発せられる光は周囲に対して拡散するものの、ルーメン値に関係なく全く前に光が飛びません。これはLED光の特性です。従来の電球や蛍光灯に比べても光の到達距離は短くなります。懐中電灯の光源としてLEDを使用する場合、リフレクターのような反射板やレンズを使用して「前」へ光が飛ぶように工夫するのが一般的です。

H502-9
しかし、必ずしも光が前に飛ぶことが懐中電灯にとって必須条件ではありません。手元、足元を広く均一に照らしたいという目的であれば、それが頭に付けるヘッドライトであれば距離ではなく「広さと明るさ」を重視してもいいのかも知れません。そんなコンセプトのもと造られたのがこのH502シリーズ。近年のLEDの高輝度化により、リフレクターがなくともある程度の距離を照らせるようになったのでこのようなモデルが造られたものと思われます。とにかく、「わっ!」と広がるのです。

H502-2
もうひとつ変わったところと言えば、ボディサイズです。同じ単三電池を使用します現行のH51シリーズと比べてもボディの全長は短くなっております。頭半部くらい背が低いのです。コンパクトなゼブラライトがさらに小さくなりました。スイッチ部分の凸部もちょん切られて絶壁頭な感じになっております。ただでさえ可愛いルックスがさらにキュートに仕上がっております。H31系のCR123A仕様のものとさして変わらない大きさになっております。

H502-3
頭頂部のスイッチ。スイッチはステンレスリングで覆われた凹みに収まっております。ライトを逆さまに直立させてもスイッチが押されることはありませんが、凹部は浅く広いので押し難いと感じることはありません。むしろ凄く押し易いスイッチだと思います。スイッチカバーの六つのイボイボもいい感じです。

H502-4
単三電池1本使用。なんだか電池がやたら大きく見えますが、実際はライトが小さいのです。テールキャップは相変わらず薄くて軽い。丈夫なアルミ合金なので問題はないでしょうが時々不安にさせてくれます。

H502-5
リフレクターのあった部分は畜光素材が埋め込まれております。光らせるとその光で畜光し、暗闇でも自分の場所をアピールし続けます。緑色に淡く光る姿はとても幻想的。なかなか粋な演出ですね。

H502-7
配光の違いについて同社の他のモデルと比較してみました。H502 , H51F , H51C。H502はフロストレンズ(曇りガラス)のH51Fよりもさらに広角に広がっているのが分るかと思います。また、CREE XM-Lを積んだMAX260ルーメンのモデルですが、近くでは非常に明るくても、照射距離は130ルーメンのH51Cに遠く及びません。このようにリフレクターや風防の処理の違いで大きく印象がことなります。

H502-6
H502シリーズにおける色味の違い。オリンピックも近いのでコーラの缶を照らしてみました。違いがわかるでしょうか?ルーメン値の最も高いH502が最も鮮やかに見えるかもしれませんが、それが「本来の色」であるかはまた別のお話。そもそもカメラを通しての画像なのでどれだけ実際の色味に近いかは何とも言えませんが高演色タイプのH502C , H502Dの方がたが確かに本来の色っぽく見えたような気がしました。ここまで来るとかなりマニアックな感じになりますね。H502シリーズは手元作業をすることを前提としたライトになりますので色味を確認する作業であれば、高演色LEDモデルの使用は理にかなったモノだと思います。

H502-8
付属のヘッドバンド。シリコンゴムのワッカにねじ込んで取り付けます。装着時はクリップを外した方が良さそうです。このモデルにとってヘッドバンドはマストアクセサリーになりそうです。

H502は近距離におけるワイド光と光の質に拘ったちょっと変わったライトです。どれほどの方がこのライトを必要とされているか分りませんが、マスプロメーカーが狙うターゲットとは全く異なるニッチな市場を攻めるのが上手いなぁ〜と思います。「高演色」とか「ケルビン」とか普通に生活していたら知ることもない世界を懐中電灯というこれまたニッチなアイテムを通して教えてくれるゼブラライトは実に面白いライトメーカーです。