LB311-1
GENTOS(ジェントス) LB-311 ザ・LEDペンディングライト 311

GENTOS LB311は単三電池1本で点灯可能なコンパクトライトです。特徴としてはリフレクターが側面についているところ。ベンディングとは「曲がっている」ことの意。いわゆるL字型ライトの一種。ベストライトゼブラライトなどと同じ類のライトです。サンジェルマンがGENTOSでこの手のライトを出してきたのはちょっと意外です。

LB311-2
電池は単三電池を使っているのですが、電池を外す時にちょっと面白いことが起きます。テールカバーを外そうとすると電池が一緒にひっついてきます。何となく便利。電池が付いてくる理由はテールカバーの底に強力なマグネットが付いているから。鉄であればかなり強力に張り付きます。ボディはアルミ合金なのですが、サイズの割に少々重く感じたのは磁石のせいかも知れません。とは言え、1AAですから電池を含んでも約65g。十分に軽い部類に入るライトです。

LB311-8
付属品としてヘッドバンドマウントが付きますが、こうして金属面に貼りつけてハンズフリーで作業するにも良さそうなアイテムです。なんて言っても小さいので胸ポケットにちょこんと入れて持ち歩くには良さそう。この磁石はかなりポイント高いパーツです。

LB311-3
スイッチは頭頂部にあります。クリック式で3秒以内にクリックするとモードが切り替わります。モードはHi→Low→ストロボ点滅→SOS点滅→消灯→Hi、、、、同じモードを3秒以上続けて点灯した後、ワンクリックすると消灯するGENTOSではお馴染のスイッチです。

LB311-6
樹脂製の風防と拡散系のリフレクターを使用しております。LEDはCREE XP-E。MAX100ルーメン 単三電池1本であれば妥当なスペックだと思います。配光はやや芯のある拡散光ですが、少し距離が離れれば概ね拡散します。

LB311-7
付属品のヘッドバンドマウント。ボディを把持する部分は樹脂製でそのテンションでライトを固定します。ライトのチルトはライト本体を回すのではなく、マウントのチルトラッチで4段階の設定が出来ます。最大約80°開き、ほぼ真下を照らすことが出来ます。思っていたよりもマウントの動作も配光も良好です。ヘッドバンド幅は20mmとやや細め。

LB311-9
Hiモードでの照射。Hiモードは明るく十分にその性能を発揮しておりますが、Lowモードのチラつきは細かい作業を凝視してやるにはちょっとツライものがあります。価格なりと言ってはなんですが、そう言ったクオリティーを求めるようなライトではありません。何事も割り切りはは必要です。

LB311-5
操作が単純であること、必要十分に明ること、「先達」にはない新たな機能が付いていること、などなど十分なスペックを備えております。しかし、多少こう言った製品に抵抗を感じるユーザーはいると思います。先達を知っている人にとってはなおさらでしょう。

ヘッド背面に刻印されたマーキングが大量生産品の不気味さを匂わせます。
多くを望まないのであればこれで十分、いや人によってはこちらの方が使いやすいと感じるかも知れません。それくらいこのライトはL字系のライトの勢力図を塗り替えるに十分な脅威となる製品です。まぁ、ニッチすぎるカテゴリーですけどね!(笑)。これが全国のホームセンターに並び、「こういうカテゴリーのライトがあるんだよ」と、多くの人に知ってもらうには良さそうな気もします。

GENTOS(ジェントス) LB-311 ザ・LEDペンディングライト 311