QTC

昨年の今頃からずぅーーーーーっと品切れておりましたPEAKが入荷しました。
しかもなんか変わっています。

入荷しましたのは人気モデルのEIGER(アイガー)とEL CAPITAN(エルキャピタン)の2種類3モデル。
そのいづれにも「QTC」が搭載されております。このQTCとは何ぞ?と言うことですが、平たく言いますと感圧式の調光回路です。ボディのテール側の底に鎮座するそれはいくつかのパーツを重ねて圧入しただけの物体です。ボンドで留められているわけでもなく、ただ単に入っているだけです。電池が装填されておりませんとちょっとした弾みでこのQTC接点がひっくり返ったりします。また、電池交換の際に強く振ったり、叩いたりすると同様に外れたり、ひっくり返ったりします。

QTC1
QTCパーツ構成。QTCそのものは構成パーツの一つに過ぎません。それはとても小さく、紛失する可能性があるパーツです。発送前に接点の位置は確認しておりますが、もし、接点が逆さまになっていた場合は、ユーザー自身で慎重にひっくり返して頂くか、購入元に修理したもらうのがベストです。故障でも不良でもなく外れるのがディフォルトなんですが、かなり微妙なパーツなので取扱は厳に注意して頂きたいものです。

しかし、、、なんでまたこんなにもアナログな調光機能をつけるのか?

元々変わったメーカーですが、さらにその変人っぷりに磨きをかけたように思えます。
デジタル調光が当たり前のこの時代にヘッドの締めつけ具合で調光させるという何ともアナログなこと。
他とは違うある種のポリシーを感じます。調光自体はそれほど難しいものではありませんが、如何せんアナログなので使い手であるユーザーの加減に左右されます。ヘッドのネジピッチの短いアイガーはエルキャピタンと比べると調光の具合を感じにくいかも知れません。調光は締める時よりも、緩める時の方がしやすいと思います。

QTC2
EIGER の足元照射 ふわりと広がる配光が素敵

配光は綺麗なライトでEDC用としてご愛用頂いている方も多いモデルです。これにさらに加圧調光というニッチな機能が付いたことでよりマニア好みの仕様になったとも言えます。ボディデザインからコンセプトまで現在のLEDライトとは異なる路線を突っ走るPEAK LED solutions。どことなくアナログでレトロな外観はこの調光システムとよく合っていると思います。こういうメーカーがあっても良いですよね?少々取っ付き難いのも個性のうち。「誰でも使いやすい」が魅力とは限りません。感じ方は人それぞれですから。

PEAK LED Solutions EIGER アイガー QTC Type3HA LUGテール

PEAK LED Solutions EIGER QTC SS アイガーステンレス LUGテール

PEAK LED Solutions EL CAPITAN QTC エルキャピタン HA