RX5
ROXIM RX5 プレミアム 白色光モデル

本日ご紹介するのは先日ご紹介したROXIM RX5 rangerのサイドLEDが白色モデルのもので、点滅モードが追加された日本仕様のモデルのご紹介です。

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RX5は弊社で既に販売しておりますDOSUNと同じ台湾メーカー。自転車用のライトを専門に製作しております。主に欧州向けのアイテムが多いのですが、この度日本でも本格的に展開する模様です。日本での展開にあたって前回紹介したレンジャーのように赤青が点滅するようなモデルは尾灯に赤色が使われることが慣例化されている日本では不適である、と言う見地からサブLEDが白色の「プレミアムモデル」からリリースされ始めました。また、通常の「プレミアム」にはサブLEDだけの点滅モードがありませんでしたが、多くのコミューターにとって前消灯の点滅は必須となる為、サブLEDを点滅するタイプにマイナーチェンジしたものとなりました。

メインLEDはリフレクターの上部にあり、下方にむかって照射し、反射光を前方へと飛ばす方式を使用しております。これはDOSUNのそれとほぼ同じシステムですが、路面に描き出すパターンは大きく異なります。
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同じ4AA(単三電池4本使用)と照射パターンを比較。どちらも対向車を眩惑させない工夫が施されたものですが、パターンは全く違いますね。RX5は頂に雪を冠った富士山のような形、見事な末広がりです。対するA2はキノコ雲の下に傘が広がるような配光です。中心軸が明るいのはA2 , ワイドなのはRX5と言った感じかな?
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こうした方が分かりやすいかな?真っ暗なところで照射するともう少しお互い周辺光が目立ちますので実際に自転車に着けての照射とは違います。

RX5はほぼ180°に広がるワイド光が特徴。夜道が暗ければ暗いほどその恩恵を感じる配光です。ただ、逆に言うと明るいところでは先端の最も明るい部分しかあまり明るく感じないかも知れません。


と言うことで、操作方法もまとめて動画で撮影してみましたのでご覧ください。
撮影日はあいにくのミゾレ模様。とにかく寒かった!この時期の残業しての屋外照射と撮影は身体に応えます。実際に自転車につけての走行撮影ではやはり一番明るい先端部分が目立ちますね。山型の配光の内側も真っ暗なところでは充分に明るかったのですが、なかなか動画では伝わり難いかも知れません。もう少し照射角度を下にすれば良かったかな?それと、走行中無灯火の自転車の人がいましたが、あれは怖いすなぁ。ペダルの反射板でかろうじて気が付きましたがなかったら危なかったかも。

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電池の開け閉めが独特。テール部分を親指で前に押しだします。このようにしませんと開けられません。説明書にも書いてありますのでご使用前に読みましょう。握ったことはありませんが、寿司のシャリを握るような感じかな?

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DOSUNと比べると非常にシャープなデザイン。各所ともシャープ過ぎるくらい(笑)。もう少し角が取れたデザインの方が電池交換の時はいいかな?グローブしてないとちょっと痛いよ。ボディ全体が樹脂で覆われているので軽そうに見えますが、ボディ下に放熱板があります。この部分はブラケットが嵌められる部分なので直接ユーザーが手で触れることはありません。安全と言えば安全ですし、重心も中央にきますので安定感も悪くありません。重さは電池を装填するとDOSUN A2とほぼ同じ重さ約225g。やっぱり少々重いですが、走行中に不満を感じるほどハンドリングに影響はありません。
ブラケットは舗装路走行であれば充分丈夫なものだと思います。また、防水性を指摘される方もいらっしゃいますが、メーカーに確認雨天であれば問題なくご使用になれます。実際に雨天のMTBレースでも泥まみれで使用しましたが壊れるようなことはありませんでした。Oリングが無いのでご心配になるかとも多いと思いますが、それほど気にする必要は無いモノと思われます。

DOSUN A2と全く同じライトで有れば面白くないのですが、外観から配光までここまで違うと面白いです。子供の頃ちょっとお金持ちの子が乗っていたトップチューブに変速シフターが付いていた自転車のライトに似てなくもないルックスは妙に哀愁を誘います。どうせなら2灯着けちゃう?

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DOSUN A2 + ROXIM RX5
2灯着けるとお互いの短所を補った配光となりました。これなら死角なし!?かなりいい感じですよ。ハンドル周りがかなりゴツイですけどね(笑)。