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YS Custom (ワイエスカスタム) 鬼蛍 延 国産コンバータ搭載 ウォームホワイト 電球色照射

YSCオリジナルの国産コンバータ1350mAを搭載した鬼蛍 延が入荷してきました。今回ご紹介しますのはYS CUSTOMと言えば電球色、という訳ではありませんが最も人気のあります低色温度の電球色バージョンをご案内致します。

搭載LEDはCREE社のXM-L 、素子自体のスペックだけを見ればマルチダイのMC-Eを上回るスペックを持っております。リフレクターはディフォルトでは「スーパーワイド」を搭載。MJPのコンバータを搭載しましたMC-Eモデルよりもワイドな照射となります。それゆえに、ほぼ中心光のないほぼ完全な拡散光となります。

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レンズ式の照射と異なるのはその圧倒的な光の広がりです。当然、外縁に向かうほど暗くはなりますが全体を見渡すという点においては縁が綺麗に切れてしまうレンズタイプの照射とは大きく異なります。中心の一点のみがカッ!と明るくならない分、迫力に欠けると思われる方もいると思います。しかし、実際にSUREFIREのエグゼクティブシリーズを既にお持ちの方にとってはE2DLなり、KX2Cのように強力なスポット照射が出来るモデルが純正でございますから、別の味付けを楽しむと言う点では超ワイド照射は面白いと思います。

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鬼蛍 延が真価を発揮するのは近距離、もしくは室内である程度広さを持つ場所のどちらかです。近距離でもムラの無い美しい明るい照射が得られますし、そこそこの距離のある場所でも室内であれば、一瞬にして周囲の闇を取り除くことが出来るワイドな照射角を持っております。これはディフューザーを被せることで得られる照射とは全く異なります。より光は広がり、「見えなかったところが見える」ようになるのです。照射距離によって見え方、印象が異なるのはこのライトくらいです。

ただ、電球色は他のニュートラルホワイトやクールホワイトよりも暗く感じるのは致し方ありません。ルーメン値は落ちてしまいます。しかし、YS CSUTOMをご利用のお客様であれば、ルーメン値が必ずしも見やすさの要因を左右するものではないことはご存知かと思います。XM-Lの配光の美しさを重視するならば電球色がベストのようです。まぁ、それも好みなので電球色だけを強くおススメする訳ではありませんが、現時点では電球色のそれが最も「素敵な」照射光となります。

鬼蛍 延はその名の通り6Vで使用することで初期型の3Vモデルよりも遥かに長いランタイムを実現しております。それはもちろん初期照度の維持におけるものです。配光の好みはあると思いますが、カスタムモジュールとしての価格相応の性能と所有感はあると思います。