YSC1
YSCオリジナルコンバーター LEDカスタムヘッド 鬼蛍 XM-Lモデル
クールホワイト 昼光色
ニュートラルホワイト 温白色
ウォームホワイト(電球色)

今年の6月にリリースされたYS CUSTOM 鬼蛍 延(おにほたる えん)のリニューアルモデルがリリースされました。それほど大きな変更点が無さそうに見えますが、諸々変更点がございます。YS CUSTOMはその活動当初以来、「国産」に強い拘りを持ち続けているメーカーです。日本メーカーを謳っているメーカーでも製造単価を考慮するとほとんどのメーカーが中国製もしくはそれ以外の国での製造を主体としております。車だって海外で製造するご時世、懐中電灯のパーツを国内製造しようなんて一般的には「酔狂」としか思えないでしょう。実際、YS CSUTOMの製品は高価です。はじめて懐中電灯を買ってみようかな?とおもっている方が手を出すような品物ではありません。しかも、SUREFIRE社の製品を持っていることが前提となっております。総額おいくら?と首をかしげたくなる価格になります。

しかし!この鬼蛍 延に関しては、YSCオリジナルコンバータ1350mAを使用し、ボディも国産に変更したことで前モデルよりも安くすることが出来た稀な製品です。

YSC2
前回のモデルはボディがアメリカ製の受注依頼品でしたが、今モデルから日本製に変更されております。ヘッドベゼルに記された小さな日の丸がその証です。前モデルはMJPなどフラッシュライト業界ではその名の知れた高級ブランドを製造するメーカーのパーツを使用していた為高価でしたが、日本国内の製造技術がそれに劣ることはありません。諸々の費用を差し引けば、国内での製造の方が「安い」ということになったようです。
ボディは前回までは艶アリのブラックでしたが、今回から艶消しとなっております。

YSC3
コンバータはYSCオリジナルコンバータを搭載。MJPの1500mAに及びませんが、1350mAでも充分過ぎるほど優れたスペックを発揮します。鬼蛍 延の最大の魅力は優れたランタイムと初期照度の維持です。搭載されたXM-Lとの相性もよくその性能を遺憾なく発揮させております。

YSC4
ボディが艶消しになった為、既存SUREFIREとの組み合わせも違和感なく上々のルックス。艶アリモデルの方が特別感があった?うーん、なんとも難しいところですが、私はこれはこれで良いと思います。こうして組み合わせると至極、違和感無いデザインですね。

YSC5
ディフォルトで搭載されておりますリフレクターはスーパーワイドリフ。MJPバージョンのMC-Eモデルと比べても配光の広さに遜色ないと思われます。近距離でのワイド光を得ることを目的とした配光です。室内の照射であれば、一瞬にして周囲の闇を排除することが出来ます。

MJPモデルに比べて安いとは言え、4万円弱の高価なパーツ。決して安くはありませんが、価格なりの完成度と性能はあると思います。広く安価に販売することを目的としているのであれば、当然海外生産を視野に入れなければなりません。しかし、敢えて国産に拘るのには理由があると思います。

元々、懐中電灯の文化は「アメリカ」から来たモノです、その製造の殆どを現在は「中国」が担っております。そこに日本の存在はありません。懐中電灯に関しては輸入品を消費するだけの国です。懐中電灯好きにとってこれほど残念なことはありません。日本人の手による日本製のライトがあっても良いのではないでしょうか?それが安価な輸入製品より劣っているのであれば、そんなものを使う必要はありませんし、存在する必要すらありません。しかし、YSCの製品に関して言えば確実に「良いモノ」と言い切れる自信があります。

日本で「モノ」を造ることが困難になった時代だからこそ、小さな規模のメーカーがその機動力を生かして純国産品を目指して造り続けている、それがYSCの真骨頂と言えます。