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ROXIM RX5 Ranger

本日は自転車用のライトについてご紹介します。

【メーカースペック】
最大55LUX
180度の広角で近距離を照明
5m幅で60m以上先まで照明
長距離まで均等な配光で安全性を確保
動作時間23時間以上
電池消耗後2時間の緊急モード
電池残量表示

サイズ : W: 63mm, H: 50mm, L: 125mm
重量 : ライト+ブラケット:150g
アクセサリー: MB-10A O’FITブラケット(22mm-35mmハンドル径に適合)

自転車用専用のライトですが、自転車屋さんにはそれほど多くの品ぞろえのあるお店は少ないように感じます。しかし、世界を見渡してみると結構いろんな製品があるようです。殊に台湾。ドイツなど欧州向けの市場を狙った製品が多くリリースされており、弊社でもお馴染みのDOSUNも台湾製のライトです。すべての製品が同じではありませんが、今回紹介するROXIM(ロキシム)というメーカーもDOSUN同様 対向者に配慮した路面に効率的に光を照射するリフレクターを採用しております。現行のモデルで言えばDOSUN A2のコンペティターになりうる製品です。
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DOSUN以外にもこういったリフレクターのライトがあるんですね。

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ルックスのお話からしますと、第一印象は「プラレールの先頭車両」です。見せた友人からもそんな感想を頂きました。なんだか子供に見せたらおもちゃにされそうです。形と言い大きさと言い絶妙にマッチしてます。正面から見ますとメインLEDはリフレクターの天井部分にありますのでほとんど見えません。リフレクターの左右には小型のサブLEDがあり、それぞれ赤と青のカラーLEDとなります。モードによってはこれが左右に点滅を繰り返します。まるでアメリカのパトカーのようです。好きな人には堪りませんが、私は少し恥ずかしかったです。メーカーサイトを調べると他にもサブLEDが白色のPremiumn(プレミアム)なるものもございます。ただ、こちらは点滅しないようです。出来れば白色のサブLEDが点滅してくれた方が日本では需要がありそうな気がしました。
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こんな感じに左右に点滅します。INFORCE PBRを思いだしました。あのライトほど激しくありませんが、かなり個性的でインパクトはあります!


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電池はこんな感じで装填。なかなかクールな電池の入れ方ですが、ボディはプラスチックで覆われており、バッテリーカバーもプラ製です。少々強度に心もとなさを感じます。また、Oリングのようなモノが見当たりませんので防水性に疑問を感じました。そこで、先日行われましたA&F CUP 24Hにも持って行って雨の降るオフロードでも使ってもらいました。転倒し、泥水をかぶり、またそれを水道で洗い、、、と散々酷使しましたが、無事に最後まで点灯しておりました。電池を変える際にバッテリーカバーをスライドさせて見たところ、ボディとのつなぎ目の部分までは水分が残っていましたが、肝心の電池ケース内部は全く濡れておりませんでした。IPなどの表示はありませんが、とりあえず雨天での使用には充分に耐えそうです。
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ロードやダート程度の振動であれば問題ない感じですが、今回のエンデューロレースのコースでは残念ながらブラケットが緩んでしまいました。雨の中トレイルを走る人はいないと思いますけどね、、、。

でお待ちかね配光と明るさについて
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結構暗い公園で照射してみました。照射距離はおよ15m
なんだか富士山みたいな配光、見事に山型です。ハンドル直下から左右に広がるのが特徴で、一番光が集中しているのが一番遠くで、縁の部分も明るかったですね、これはかなり独特な配光です。逆にライトの直線上に当たる部分が所々薄く感じられました。とにかく照射範囲が広い!これに尽きます。少々配光のムラがあるにしろ、全体で見ればブラインドになる部分がほとんどなく周囲が暗ければ暗いほどこの配光の恩恵が受けられると思います。自転車用のライトとしてはかなり画期的で面白いライトです。ちょっと人とは違ったライトで広い配光の自転車用ライトを探している人にはおススメしたいモノでした。


2012/1/16

RANGERではなく先にpremium(プレミア)が入荷しました。
こちらは日本仕様に改良されておりまして、両サイドの白色のサブLEDが点灯ではなく「点滅」する仕様です。正直、サブLEDは点灯してもあまり意味が無いので点滅に変更してもらいました。
ROXIM RX5 プレミアム 白色光モデル