V10RTI
SUNWAYMAN(サンウェイマン) V10R TI LEDライト チタンモデル

高品質なボディが売りのSUNWAYMANよりV10Rのチタンモデルがリリースされました。チタン合金特有の焼き色が薄らと掛かったシルバーのボディはアルミよりも重くステンレスより軽い絶妙な重量感を持っております。基本的にはボディの材質以外はアルミ合金のV10Rと変わりがありません。しかし材質が違うだけでこうも雰囲気が違うものでしょうか?HAのV10Rもカッコいいですが、鈍く光るチタン合金もまた違った魅力を放ちます。

V10RTI1
レンズは透過性に優れたガラスレンズを使用。やや深めのオレンジピールリフレクターの奥にはXP-G R5が収められております。ヘッド下には無段階調光を行う為のリングセレクターがあり、スムーズな調光を楽しむことが出来ます。スイッチボタンはテールクラウンにより内側に収まっており、ヘッドを上にして垂直に立てることも出来ます。ボディ重量がある為か安定した立ちっぷりです。

V10RTI2
付属品一覧。 クリップまではチタンではないみたいです。短めのランヤードと予備の消耗品が含まれます。この形状のクリップですとチタンでの製作は難しいでしょうね。正直、既製品でよかったと思っております。ただでさえ材料費と加工費がかかるものですからね、下手に価格に反映されるよりはマシかな?

さて、こちらのV10R Tiにはとっておきのアクセサリーがあります。それが別売りの1AA化する為のエクステンションチューブです。通常CR123Aを使用するライトにエクステンションアダプターを付けることで単三電池を使えるようにするものです。もちろん、単三電池化することで明るさやランタイムは落ちます。数値は書かれておりませんが、アルミ合金同様であれば180ルーメンて程度になるのではないでしょうか?

V10RTI3
こちらがエクステンションチューブ。ジョイント部のネジ切りはアルミモデル同様角ネジになっております。アルミモデルの時でもかなり驚きましたが、これをチタンでやってくるとは、、、凄いですね。造形がシッカリしていて関心させられます。回転防止も施されており実用性の高い作りになっております。

V10RTI4
実際に付けてみてもなかなかカッコイイ。単純なアイテムではありますが、ここまで完成度が高いと一緒に手にしたくなってしまうアクセサリーです。ちなみに、アルミ合金モデルにも物理的には装着出来ますが、材質の違いからネジ山の硬さを考えるとおススメ出来ません。同じ材質同士で使ってください。

V10RTI5
照射はオーソドックスな円形配光。中心光から周辺光へのフェードは非常にスムーズで良い感じ。中近距離における使用を想定しているライトなので用途に合った配光だと思います。

過去に他のメーカーから2CR123Aのチタンモデルなどがリリースされていたことがありますが、あれは重すぎという意見が多かったです。チタンと聞くと「軽くて丈夫」というイメージが先行しますが、アルミに比べると重く、さほど軽さを売りにすることが出来ません。また、丈夫さの点についてもアルミ同様普通に擦り傷や凹み傷は出来ます。ですから実用性云々のお話をしますと懐中電灯にチタン合金を用いるメリットはあまりありません。ギリギリ実用性を持って使えるサイズとなると単セルモデルに限られるのかも知れません。まぁ、何より所有感という点では他の素材にはない魅力があります。マテリアル マニアにはたまらんライトですね。