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SILVA (シルバ) レンジャー(Ranger) LEDヘッドランプ

SILVAの単三電池1本使用のヘッドライトをご紹介します。
数多くランナップがあるシルバのヘッドランプの中でも唯一の単三1本使用のモデル。故に電池込でも75gと軽量です。レンジャーシリーズには今回紹介する「RANGER」と「RENGER PRO」の二種類がありますが、大きな違いは赤色LEDを持つか否かだけです。赤色LEDが付いているのはRANGERになります。5灯搭載されたLEDの内、むかって一番左にあるモノが赤色光、残り4個が白色光です。
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スイッチはLEDユニットの上部にあり、一回押すと赤色点灯、以降押すごとにHi→Med→Lo→白色点滅→赤色点滅→Hiに戻ります。何れのモードからもスイッチ長押しで消灯が可能です。メモリー機能はなく最初の1回目は赤が点灯します。
「なぜ赤から?」と思う方も多いと思います。通常のヘッドライトであれば、まずは白から始まり、メインスイッチの長押しなり別のスイッチを押すことでカラーサブLEDが点灯するモノが多いと思います。メインではない赤色光から点灯するモデルを見るのは私も始めてかも知れません。

これは「レンジャー」という製品名に核心がありそうです。日本でレンジャーと聞くとテレビの報道特集で時々紹介される自衛隊のレンジャーのような特殊訓練受けた兵士を想像しますが、どちらかと言えば「パークレンジャー」森林監視員のような意味があるように思えます。実際、本国スウェーデンではボーイスカウトでの利用が多いモデルということです。テント内や山小屋の共用施設などでは夜中に明るい白色光を点けるのは他の利用者に大変迷惑です。こういった時に役立つのがカラーLED。しかも出来るだけ夜目を保護するのに適した赤色が選ばれます。
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このヘッドライトは薄暗いところをさらに明るく照らして作業する、といった目的で使われるような製品ではありません。トレイル散策や登山、キャンプなど自然を舞台にした場所で使われることを前提としたモデルと思われます。最初の1プッシュが赤色光から始まるのはそう言った理由があるのではないでしょうか?

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ヘッドバンドの内側には滑り止めのシリコンゴムが付いております。「生ゴムバンド」よりは不快感が少なく、ただの「布ゴムバンド」よりもシッカリとしたフィット感があるヘッドバンドです。バンド幅は25mm。

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単三電池はLEDユニット部に1本入ります。電池ボックスの蓋はボディ側と繋がっており、電池交換時に蓋が無くならない工夫が施されております。電池ボックスの蓋は回転式。電池を入れたOPENの位置に合わせて蓋を押しこみながらCLOSEの方向に締め込みます。蓋の厚さが薄いのでちょっとやり難い。デザイン性を重視したためか?一応滑り止めはありますけど。もう少し蓋自体を大きく扱いやすいものにして欲しかったかな。
照射角度の調整は基本無段階。マウント部を押さえながらLEDユニットを任意の位置に合わせます。位置の固定は回転部に埋め込まれたゴムとの摩擦によるもの。これが結構硬く、走ったりする程度であれば簡単には角度は変わりそうにありません。ワンピースタイプにはLEDユニットが重く、前におじぎをしてしまうモデルも昔はありましたがこのレンジャーに関しては全くそう言った心配はありません。

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近距離での照射の様子。白色Hiモードと赤色モード
レンジャーはシルバが提案するインテリジェントライトを採用したモデルでもあります。ワイドでムラのない美しい配光となります。「前だけでなく横」も照らす広範囲を均一に照らすのに適したヘッドライトです。ルーメン値は30ルーメンと決して大きな数値ではありませんが、狭い範囲を明るく照らす数百ルーメンのモデルよりも遥かに使いやすいと思います。SILVA_RANGER5
とは言え30ルーメン。このくらいの距離までであれば充分照らせている感があり広い配光の恩恵が得られますが、遠くを照らすには適しておりません。単三電池1本、最長で20時間のランタイムであれば必要にして充分なスペックと思われます。

個人的にはこのデザインがカッコイイと思いますね。シルバの製品は各製品とも使用目的、ターゲットユーザー像が実に明確です。そして実際に使用するにあたって無駄に大きな数値を求めず、必要十分かつ現実的なスペックを提供してくれるメーカーだと思います。レンジャーはその中でも男子ウケが良さそうなアイテムだと思いますがどうでしょうか?

赤から始まるヘッドライト。SILVA(シルバ) 37242-1 レンジャー(Ranger) ヘッドランプ