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SUREFIRE(シュアファイア) 6PX-B-BK Pro 200ルーメンモデル

先日発売された新商品6PX PROについてご紹介。同社のモデルとしては非常にリーズナブルな価格にも関わらず、200ルーメンを越える照射光と2段階調光が可能な武器を持ち合わせております。正直、めちゃくちゃお買い得です。もう他のモデルが売れなくなってしまうのでは?と心配したくなるほど良いモデルです。

では、どこが良いか?もちろん、その明るさと配光。基本的には中心光が強く、その周辺に均一な周辺光が発生するタイプ。これが全体的に明るい。中心だけが明るいわけではなく、全体がムラなく明るいのです。もちろんHiモードでの話ですよ。
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ワイドで明るい。6PLほどワイドではありませんが、充分に広くまた明るいです。

同じ200ルーメンでも、コリメータレンズを使用したLX2とは配光が異なります。
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室内10mでの照射なのでちょっと分かりずらいかな?二つを比べる限りはおおよそ同じ程度の明るさが出ていることが分かります。Lowモード15ルーメンはLX2の方が中心光が明るく感じましたけどね。

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この配光を実現しているのがこの細かな凹凸がついたリフレクター。樹脂製の台座にアルミを蒸着させたものですが、充分にその機能を果たしております。正直、この部分がアルミだろうが、樹脂製だろうと照射には大きな影響を与えません。この凹凸が光を拡散させて照射ムラを消します。また、搭載されたLEDはCREE社のXP-E これまで定評のあったXR-Eを80%ほど小型化したもの。強い中心光が発生しやすいのが特徴のようです。リフレクターは専用設計されただけあって相性抜群です。

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ボディのデザインはS2 STRATUMと良く似ています。ヘッド部が長いので、把持部がS2より短い感じ。指を掛けやすく波状に削られたボディはS2そのものです。
ベゼル径は1.25インチ。パーソナルモデルと同様です。FM3〜系のフィルターが取り付けられます。
把持部は1インチ。CR-KIT01及びM79レールマウントが付けられます。ボディの規格はパーソナルシリーズとほぼ同じでございます。
ヘッド、ボディ、スイッチともフルアルミ合金。表面処理はタイプ2ブラックHA仕様。
6Pなどのパーソナルシリーズと異なるのは「ヘッドが外れない」と言うのが大きな違いかな。

ただし、パッケージの裏にこんな文言が書かれております。
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Not for weapon-mounted applications 実銃につけてはいけません!ってことです。このような文言が書かれているモデルは弊社の在庫品にあるSUREFIREではこの6PXとG2Xだけです。まぁ、日本では稀有な心配ですが、SUREFIREの中では「民生品」という位置づけになっているモデルだと思います。私たちからすれば大歓迎。高性能ライトが丈夫さやパーツのグレードを少し落としても安くなるなら嬉しいですよね???

でも、、それじゃ、寂しいんです。SUREFIREらしくないのです。
らしくないのは良くないです。一部のハズシで楽しむ程度のモデルならいいですが、メインストリームに近いモデルでこのようなライトを作るのは昔からのファンはちょっと面白くないかも知れませんね。

このようなモデルをリリースする背景にはアメリカ本国の事情があると思います。米国では中華系のライトがここ数年で非常に人気を伸ばしてきております。FENIXやOLIGHTなどが代表的だと思います。アメリカっていうのは不思議なもので、どこの国のモノでもちゃんと評価して買ってくれるんですよ。自国製品万歳みたいのが少ないのです。でなきゃ、日本車があんなに売れるはずがないですよ。

6PX , G2Xはそういった新興メーカーに対抗するために投入されたモデルと考えられます。中華系に限らずSTREAMLIGHTPELICANなどに対するけん制の意味もあるでしょう。ユーザー層の拡大を狙ったものであることは間違いないと思います。

今のところ、概ねユーザーの皆さまからは好評を頂いております。必要十分以上で満足、そんな声が聞かれます。「らしくない」との声もありますが、何れにしてもSUREFIRE製品であることに変わりはありません。せっかくなので使っちゃいましょう。だってこの性能と価格で正規代理店品での購入なら生涯保障付きとかお得過ぎです!!
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ダークホースの本命!SUREFIRE(シュアファイア) 6PX-B-BK Pro 200ルーメンモデル