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PEAK(ピーク) LED Solutions レイニア Type3HA SSC社 P7搭載 RCR123A対応モデル

このライトはまさに「ジキルとハイド」です。全く異なる性格を持ち合わせたライトです。

PEAK RAINIERは以前から販売されていたモデルですが、この度LEDをSSC社のP7に乗せ換えて再登場となったわけです。残念ながらまだ本格的な生産には至っておらず、プロトタイプに近い生産数量です。次便からの入荷が予定されております。
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で、レイニアの特徴はその使用電池。CR123Aもしくは16340 3.7V RCR123Aの二種類が使用可能です。元々、レイニアはRCR123Aの使用が前提となっております。ヘッドの裏側にはRechargeble(充電式)のRが刻印されております。
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つまり使い捨ての充電池CR123Aを使用するとアンダードライブで点灯することになり、だいぶ穏やかな照射光になります。連続点灯させてもほとんど熱を発することなく数時間にわたって安定した初期照度を維持します。ルーメン値で言えばおよそ50〜60ルーメン程度でしょうか。CR123Aを使用したライトではかなり大人しいスペックです。配光ですが、スムースリフのせいか写真ほど綺麗なものではありません。ややダークリングが周辺に発生する感じ。照射距離が伸びればあまり気にならなくなる程度ですが。

ところが、、、
電池を3.7V RCR123Aを入れると豹変します。まさに穏やかで聡明なジキル博士から凶暴なハイド氏に変身するように、です。
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こんな感じ、豹変してますよね。むちゃくちゃ明るくなります。ところが、、ランタイムは悲しいほど短くなります。初期照度はわずか10分程度しか持ちません。発熱量も半端ないです。連続点灯は不可能と思ってください。素手では持つことができません。ここまで変化すると驚き呆れてしまいます。電池ひとつでここまで性格が変わってしまうライトも珍しいです。
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ヘッドの螺旋状の加工など造形はかなり凝っています。PEAKならではのこだわりを感じるライトです。ただ、こんな性格のライトなのでリチウムイオン電池の特性と危険性を理解している人以外には到底お薦めできる品物ではありません。かなり面白いライトですが、取り扱いにはご注意頂きたいライトですね。