a3-eos_1


本日9月1日は防災の日です。台風一過の東京は蒸し暑く残暑がぶり返しております。今年の夏は大小含め、地震が多かったように思えます。台風よりも多かったんじゃないかな?記憶に新しいところでは8月11日早朝、駿河湾を震源地とする震度6弱の地震。東名高速道路の一部が崩壊した画をテレビで見たときはに驚きました。

くだんの静岡での地震ですが、震度のワリに被災戸数が少なかったのは地域の防災に対する取り組みが非常に高かった為と言われております。東海地震の危険が常にある地域ならでは、と言ったところでしょうか。「備えあれば憂い無し」ですね。住宅内では転倒防止のツッパリ棒や家電や家具の揺れを抑える免震マットなど、様々な対策を講じることが出来ます。しかし、一旦外に出てしまうと個人が日々準備できる防災対策は限られております。

大規模災害が起これば電気を含むライフラインが停止することが考えられます。昼間であっても地下鉄や屋内では灯具が必要になる可能性が充分にあります。そういった時に小さくても懐中電灯があるか、ないかで状況はだいぶ変わります。本日ご紹介するのは単4電池1本でとても明るいキーホルダー型LEDライトiTP A3 EOS です。

こちらのA3 EOS 見た目はありがちがキーリングライトなのですが、その明るさは80ルーメン。かなり明るいです、しかも全長わずか66mmにも関わらず広範囲を照らす拡散光なのです。閉ざされた屋内ではその性能を最大限発揮することが可能です。単四電池1本なので初期照度は20分程度、その後は徐々に落ちてきます。トータルランタイム1時間ですね。このサイズでしかも単四電池1本でこの明るさは他にあまりありません。基本的にキーライトは手元足元を照らせる程度で明るさよりはランタイムの長さを優先させたモデルが多いのが特徴です。近場を照らす程度であれば5〜15ルーメンあれば充分ですからね、80ルーメンはいろんな意味でオーバースペックですが、この明るさはかなり魅力的です。

このライトにはチェーンとキーリングが付いておりますので自宅や車の鍵にキーホルダー代わりにつけれれます。クリップも付いておりますので胸ポケットに挿すことも出来ます。スイッチはツイスト式。ヘッドを絞ると点灯します。プッシュ式のスイッチではないので鍵束と一緒にポケットに入れても誤点灯の恐れがありません。

モデルは2種類あり、シングルモードの「スタンダード」と調光可能な「アップグレード」モデルがあります。アップグレードモデルの調光は面白く、Mid→Low→Hiの順でチャンジします。

a3-eos_4

a3-eos_2

他社の「単セル」(電池を1本しか使わない)モデルと比較してみました。使用電池は敢えてバラバラ。1 x CR123AはSUREFIRE E1BOLIGHT T10 , 1 x AA(単三電池)がOLIGHT T15 ,そしてiTP A3 EOS
5mでの照射の時点でかなり個性が分かれるのが分るでしょうか。EOSは拡散光なので中心光の力強さは見受けれません。広く浅く照らす感じ。この拡散光がこのサイズのライトから発せられると結構驚きますよ。E1Bと同じ80ルーメンですがこれだけ見え方に違いがあります。

a3-eos_3

10m程度ではそれぞれの違いが顕著です。他社のライトと比べるとEOSはさすがにやや力不足を感じますが、10m先を充分に照らすことが出来る明るさを持ちます。単4電池1本のLEDライトとしては驚異的だと思いませんか?

私がこのライトをオススメする理由としては単に明るいから、コンパクトだからではありません。品質というか、造りに関しては並ですし、キーリングはもう少し丈夫そうなものにして欲しかったとさえ思います。しかし、まずはライトを日常的に身に着けてもらうに充分な性能と価格だからオススメしたいのです。「ライトなんて携帯に付いているアレでいいじゃん」と言う人もいます。確かに最近の携帯カメラのライトって明るいんですよね、でも同時に凄く電池を消耗してしまいます。災害時に最も重要な「情報」を得る為の手段を懐中電灯代わりにしてしまってはあまりに勿体無いです。

このくらい小さくて、軽くて、しかも何の加工もなくキーホルダーとして使えるiTP A3 EOSであれば、どなたでも気軽に持ち歩くことができます。災害用ではなく日常のツールとして便利に使ってもらうのが大切だと思います。自分と同じくらい周りがライトに興味を持っていないことは百も承知、、けれども持っていて欲しいんですよね大切なヒトにはね。

iTP(アイティーピー) A3 EOS Flashlight