3610ペリカンのライトシリーズから興味深いライトを紹介致します。

PELICAN (ペリカン) リトル ED 3610 リコイルLED 蓄光

これまでご紹介してきたハンディライトの中でもあまり種類のない「L字型ライト」。現在弊社で扱っているブランドの中ではストリームライトのサバイバーシリーズくらい。あまりお見かけしないデザインのライトですが、使い方次第では結構使い勝手のよいモデルです。

モデル3610は単三電池4本使用のLEDライトです。電池は把持部に2本並列に装填します。ボディにはアンブレラバルブと呼ばれる安全弁を装備し、電池から発生したガスを素早く外部へ排出し、内部の圧力上昇を抑えます。ボディ側面の赤い○のようなモノがそれ。ゴアテック素材が弁内部に使用され、ガスは排出しても水や湿気の浸入を防ぎます。乾電池の性能を最大限引き出すライトならではの工夫です。また、LEDアッセンブリー下部にはアンブレラバルブをバックアップする水素ガスを吸収する吸着剤が装着されております。乾電池は過放電時に水素ガスを発生することがあり、最悪液漏れを起こしライトを破損させてしまいます。頻繁に電池を変えたり、使用後に抜き取ることが推奨されております。リコイルシリーズはこの煩雑な作業を解消してくれます。

ペリカンのリコイルLEDシリーズの最大の特徴はその配光。リフレクターを使用しておりますが、その配光は周辺光のないスポット光です。普通のライトはリフレクターの底に光源が配置されますが、ペリカンの場合、風防(レンズ)の内側にLEDが設置されております。リフレクターに向かって光を放ち、これをリフレクターで前方へ照射します。このようにすることにより、漏れ光をカットし、効率的に前方へ光を飛ばします。煙や霧などLED光では苦手とする環境下においてもその性能を発揮します。ホットスポットは以外と広く10m程度では2m程度の照射面を捉えます。ただ、周辺光はありませんので近距離の照射では思ったほど明るく感じないかも知れません。近距離での使用にはあまり向かないモデルだと思ったほうが良いでしょう。

そして、このモデル3610の中でも一番オススメなのがルミナスヘッドモデル。いわゆる蓄光塗料が使用されたヘッドのものです。ライトを一定時間点灯させた後、スイッチを切ると暗所ではそのヘッド部が淡く緑色に光ります。ライトが発する光を蓄え、スイッチを切った後にライトを失くしたりする心配がありません。点灯させなくても光の当るところにおいておけば勝手に畜光しますので、災害時の停電の時などはライトを探すのに苦労しなくて済みます。何より、この淡く光る緑がとてもきれいですよ。

ヘッド部後方にはクリップとリングが付属します。ベルトやカラビナに引っ掛けることが出来ます。もともとこのライト、消防士用に作られたライトです。彼等は胸部にライトを提げることがあり、こういったクリップやリングは重宝されます。もちろん、一般の方でもベルトに簡単に挿せますので、ホルスターに入れて持ち歩く必要がありません。ボディの底にはランヤードが付属されております。手首に巻きつけることで脱落を防止します。また、把持部の握りは自在にその角度を調整可能です。スイッチを前方に向けたり、横に向けたりすることで利き手の制限をなくしました。ボディはヘッドとの接合部にOリングを装備しておりますので、それを超えた後であればどの角度で使っても良いようです。完全に締め切るとボディとヘッドが何故か斜めになってしまうのがちょっと理解できませんでした。よく出来ているんだか、いい加減なんだかよく分りません。

ペリカンやストリームもそうですが、この手の樹脂系ボディのライトって凄くステキだなぁ〜と思うのは私だけでしょうか?ストリームのオレンジ、ペリカンのイエロー、どちらも消防やレスキューを彷彿とさせる色合いです。この非日常感たっぷりの色合いがカッコイイのです。

スポット配光ですが、思ったよりも明るいライトでした。
PELICAN (ペリカン) リトル ED 3610 リコイルLED 蓄光