packmate今年ストリームライトから新たにリリースされたモデルPACKMATEをご紹介します。

同社ではタスクシリーズというものがありまして、キセノンとLEDのハイブリッドモデルです。同じラインに並ぶかな?と思っていましたが、どうやら違うようです。タスクシリーズがお仕事系ライトなのに比べ、パックメイトはアウトドアユースを前提としております。

外観は2種類のカモ柄。リーフパターンですが、赤と緑が用意されております。どちらもかなり個性的なルックスです。ボディ全体を覆うように隙間無くプリントが入れられております。ライトを握った感じはゴムのような手触り。滑りにくく、手に吸い付くような触感です。スタイラスプロのグリーンLEDも同じような感じ。グリーン光は野生動物を警戒させにくく、動物の観察に最適です。グリーンLEDは中心の白色LEDの周りに3灯配置されております。3灯のうち2灯が明るい手元照明用、残り1灯が防眩グリーンLEDという仕様です。防眩LEDは米軍規格(MIL-1472D)をパスした0.05ルーメン未満のナイトビジョンタイプとなります。ルックスだけでなく用途もかなり特殊な感じがしますね。

このライトの最大の特徴がボディに設けられたロータリー式のモードセレクター。白色のLowモード→Hiモード→グリーンHi→Lowと変化します。モードセレクターをセットすればそれでプリセットされ、テールスイッチを押すことでON/OFFが可能になります。半押しで間欠点灯も可能。モードが固定できるのは大変便利です。スイッチを何度も押す必要が無いので最初からモードを固定して使いたい方には重宝されそうな機能ですね。

ただ、、個人的にはこのセレクターの周り具合が好きになれません。携帯のジョグダイヤルやiPodのセレクターのようにサクサク回ればいいのですが、どうにも硬い。防水性や耐久性の都合でこのようになったのかも知れませんが、ちょっと使い難いかな?

白色光は125ルーメン。配光的にはTL-2LEDスコーピオンLEDと同じような感じ。中心が明るくワイドな周辺光が発生するタイプです。普通に明るく屋内でも屋外でも使えそうです。Lowモードでも30〜40ルーメンは出ているので通常の懐中電灯として充分に使えます。調光機能とグリーンLEDを上手く使い分けるとかなり長いランタイムが稼げそうです。半日や1日程度のトレッキングや登山であればそこまで灯具のランタイムを重視する必要はないかも知れません。しかし、長期間にわたっての登山や動植物の観察などではCR123Aリチウム電池を使用したこのようなモデルが使えます。そして、アウトドアシーンにおいて125ルーメンの強力な閃光を必要とするシーンがどれくらいあるか、、30ルーメンの明るさを必要とするときよりもずっと少ないのではないでしょうか?野外において電池交換が困難な状況で長時間行動しなければならない人にとっては使いえる1本かも知れません。

ストリームライト(STREAMLIGHT) パックメイト

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