GENTOS-STREAM0今日は7月7日、七夕です。朝少し雨が降りましたが今は晴れて暑いですね。今日は夜空が望めればいいのですが、こんな梅雨時にロマンチックな神話を作るなんて昔の人はなかなか意地悪です。さて、6月の中頃に照射テストしたものを今さらながらご紹介させていただきます。このところ各社の新商品ラッシュでオセオセになってしまいました。新しいスーパーファイアーシリーズにご興味のある方のご参考になれば幸です。

今回テストしたモデルはGENTOSの中でも最も長く、そして人気のあるブランドSuperFireシリーズです。昨年までのスーパーファイアーシリーズは照射範囲の切り替えが出来ず、新しくラインナップされた閃シリーズに比べると使い勝手がイマイチだったかも知れません。古くはSF-501やSF-301まで遡る同シリーズ。最初はリフレクターを使用した拡散光のワイドで明るい配光が人気を博し、ベストセラーとなったものです。しかし、その後登場したモデルはコリメータレンズを使用したモデルになってしまいました。コリメータレンズのすべてがそうではありませんが、集光よりの配光でした。中心に光が集まり拡散光に比べれば光が遠くに飛びますが、照射面の広さが狭いのが残念でした。

今回発売された後継機種は配光面で大きく改善してきました。閃シリーズが好評だったためもあるのでしょう、すべてのモデルにフォーカスコントロールシステムを搭載。ベゼルを回転させることでワイド、スポットを切り替えることが出来ます。また、近距離では中心のダークスポットがやや目立ちますが、距離が離れるに従って殆ど目立たなくなります。配光面は角の取れた■ですが、これも距離が伸びるとほぼ●になります。最初はちょっと気なりますが、すぐに慣れてしまいました。あまり配光の美しさに拘らなければ充分に使えると思います。
SF-XX

最スポットでは屋内10m程度であればどれも明るくあまり比較にならなかったので、他の商品と混ぜて屋外照射を試みました。照射サイトは以前にSF-705XPやP17で試したところです。天候は晴れ、6月にしては比較的湿度は低かったと思います。

まず、使用ライトのスペックを簡単にご紹介。

GENTOS SF-132XX
使用電池:2AA(単三アルカリ乾電池2本)
公称ルーメン値:80

GENTOS SF-333XX
使用電池:3AA(単三アルカリ乾電池3本)
公称ルーメン値:130

GENTOS SF-532XX
使用電池:2CR123A (CR123Aリチウム電池2本)
公称ルーメン値:150

STREAMLIGHT POLYTAC LED
使用電池:2CR123A (CR123Aリチウム電池2本)
公称ルーメン値:120

弊社で人気のあるAAとCR123Aを使用したライトに限り試してみました。
それ以外のモデルについては後日テストしてみたいと思います。
GENTOS-STREAM
さて、実際の照射ですが、5m , 10m , 20m ,40mで比べてみました。照射距離に応じてワイド、スポットは切替えております。
まず、5mの高さからワイドモードで直下を照らしてみました。地面と崖っぷちの面の明るさを比較してみてください。この距離ですとリフレクターを使用したポリタックの照射面の広さが目立ちます。対するGENTOSは決して広くないにしても配光面の明るさは均一で明るいものでした。崖っぷちに刻まれた凹凸の影をご覧頂くと明るいモデルほど濃くなっているのが分りますでしょうか?GENTOSの中ではSF-532XXの配光面が一番広かったと思います。

GENTOS-STREAM2
10mでの照射では他に持ち合わせていたライトも一緒に点灯してみました。スーパーファイアーシリーズはこのくらいの距離になってくるとかなり力を発揮し始めます。特にSF-333XXあたりはSF-532XXと比べても遜色ないくらいワイドで明るかったです。この日持って行ったレンズでは拡散光タイプは明るい場所ばかり目だって周辺光を捉えることが出来ませんでした。配光の広さではどのモデルも大差はありません。中心が明るく、その周りに広い周辺光が外に向かってフェードダウンしていくものです。どちらが見やすいかは主観によりますが、平面への照射であれば今回のスーパーファイアーシリーズはかなり見やすかったと思います。それにしても新型のL4は中心光が明るいです。去年は旧型のL4で試した時と比べると中心光の明るさが目立ちました。旧型L4はどちらかと言えばSF-532XX的な明るさと広さだったと思います。平面への照射で均一な明るさとワイドなパターンはこのくらいでの距離では大変重宝するものだと思いますよ。

GENTOS-STREAM1
20mの距離ではスポットモードに変更。平面な崖への照射です。
スポットにすると照射のイメージもだいぶ違います。80ルーメンのSF-132XXでもかなり確りと照射対象を捉えることが出来ました。逆に中心が明るくその周りに周辺光がでるポリタックLEDでは照射面が小さかったと思います。この距離になってくると周辺光の恩恵も少なくホッとスポットがいかに大きいかで見やすさが変わってきます。この距離ではSuperFireであれば、あまりルーメン値に左右されることなく使うことが出来ると思います。

GENTOS-STREAM3
最後に40mでの照射。手前に地形の変化がある状態です。このような状況ではワイド光を使えば近くを照らす事が出来ますが、遠方と同時に照らすことは出来ません。近くを照らしつつ、遠くを照らすとなるとリフレクターモデルが使いやすいです。ですが、今回のスーパーファイアーはそういった機能を差し引いたとしてもその照射距離と視認性の良さが優れております。40mではさすがにAAを使用したモデルはやや厳しいようです。SF-532XXの遠方照射での見やすさは目を見張るものがありました。ピンスポットというほど狭くなく、ほどよく広い明るく、どの距離においても最も使いやすいモデルだったと思います。

3AAのSF-333XXは少し長いので携帯性を考えればSF-132XXがオススメです。同クラスの他社のライト比べても見劣りするようなものではありません。照度2段階調整、点滅モードまでも装備しております。価格の割には充実した装備だとおもいます。使用電池に応じてバリエーションが分かれているスーパーファイアーシリーズは同じ懐中電灯を大量に必要とする大規模な工場や倉庫では大変需要のあるブランドです。性能云々よりも電池ありきで考えるところがGENTOSっぽいですが、ここのコストパフォーマンスは相変わらず優れております。今年は閃シリーズよりもスーパーファイアーしリースの方が人気があるかな?

ysp

ちなみに今回の撮影ではペリカンケースに入れてライトを運びました。1200モデルは比較的小型ですが、6vのライトが4本、3v単セルライトが2本くらい入ります。ウレタンフォームは汎用品の波形ウレタンフォームに変えておりますが、意外とたくさん入れることが出来ましたよ。カバンやバックに突っ込むのもありですが、強靭なペリカンケースは屋外でのライトの運搬には便利です。サイズで言えば1200〜1500くらいまでが現実的に持ち運びやすいかな?
ランタンの変わりにスタイラスプロのカモ柄グリーンLEDを使いましたが、カメラの設定など手元照射では便利に使えました。夜目の保護にはちょうど良い程度の明るさです。こんなライトでも真っ暗な森であれば充分歩ける明るさですよ。なんちゃってナイトビジョンを体感できるかな。このライトはね、何より握り心地がいいんですよ。なんか、とってもいいのです。( ̄ー ̄)