Z53
SUREFIREのちょっと変わったスイッチをご紹介します。

SUREFIRE(シュアファイア)Z53

このZ53はE1BE2DLなどの把持径が0.8インチのボディを持ったモデル用のスイッチです。現行でリリースされているエグゼクティブシリーズはすべて「クリックオン」タイプのスイッチが標準装備されております。軽く押すと一時点灯、離すと消灯、クリックすると常時点灯するスイッチです。片手ですべてが操作出来て便利なスイッチではございます、、が、非常にコンパクトに作られているので構造上、どうしても6Pなどのパーソナルライト(1インチサイズ)のスイッチを比べると脆弱なものです。もちろん、スイッチも生涯保証の範囲なので壊れてしまっても無料で交換してもらえるので心配はございませんが、いざと言う時に故障してしまうと痛い部品です。

対して、このZ53は6P標準スイッチZ41押している時だけ点灯し、離すと消灯、常時点灯はテールキャップをねじ込んで点灯させます。常時点灯させる場合は両手を使わなければならないので「不便」と感じるかも知れません。しかし、L4に標準装備されているZ57スイッチと比べてみていただくとその違いに気がつくはずです。まず、間欠点灯をメインにしているのでZ53のテールの「角」は滑らかになっております。押しやすく、指が痛くありません。次に電池の接点となるスプリング、これが太くて短いです。押してもほとんど「押した感」がありません。かなりグっと押し込む感じです。いかにの硬いスプリングが入っていることが伺えます。この押し加減は好みが分かれますね。日常の便利さからするとZ53の実用性を感じられないかも知れません。

しかし、そのライトを使うときに「絶対に壊れて欲しくない」という状況はあると思います。そういったときにはこのようなスイッチをつけても良いと思います。僅かな間だけ点灯させてすぐに消してしまうならクリックオンである必要もないかも知れません。その時々に併せてスイッチをチョイスするのも良いかと思います。

何れにしてもこのスイッチ。もう本国では生産終了とのことです(人気がないからか、、)。お目にかかる機会の少ないスイッチかと思います。カラーはシルバーグレーのみ。E2Dに付けてみましたが、ワンポイント違っているとカッコイイです。E2Dの標準スイッチよりは、、使いやすいかな?

スイッチの押し加減の好みって本当に千差万別ですよね。L1のスイッチが嫌いじゃない人にはオススメしたいものです。(笑)