nrx30昨年生産が中止品となったcrops NRX25の後継機がリリースされました。

crops ANTAREX (クロップス アンタレックス) NRX30 SSC P4搭載 LED 自転車用ヘッドライト

「随分と長く待ったなぁ〜」というのが最初の感想です(笑)。新型のNRX30を自転車につけて夜の港湾を流してきました。前モデルとの違いを踏まえつつレビューしてみたいと思います。

前モデルとの大きな違いは、まず搭載LED。メーカーカタログにはLuxeon3ワットと記載ございますが、この白味がかったLEDはぁ〜、、SSC社のP4ですね。サイクルモードでメーカーの方からお話を頂いた時に「今さらラクシオン、、」と密かに落胆していましたのでこれは嬉しい誤算です。別にラクシオン3が悪いわけではないのですが、総じて省エネ化が進むLEDライトにおいてはちょっと燃費の悪さが目につきますからね。

次に異なるのがバッテリーボックスのマウントの仕方。以前はベルクロでフレームにマウントしておりましたが、今回のNRX30はボトルゲージに取り付けることを前提としております。共締め用のネジやボトルゲージ受けがないモデルの為にタイラップも付属します。全体的に取り付けがスマートになっているように思えます。

他の相違点としてはスイッチ。これまでバッテリーボックスのテールに付設されていたスイッチはライトユニットのテールに変わりました。また、これまで常時点灯のみでしたが、点滅も可能になりました。まぁ、自転車用ですから点滅機能は絶対に追加して欲しいモードでしたね。ライディングポジションにもよると思うのですが、点滅と点灯を頻繁にチェンジするのであれば、スイッチはライトユニット側にあったほうがいいです。操作性は随分と楽になりました。

自転車用では重要なブラケットですが、見た目よりも頼りがいがあると思いました。縁石を見つけては飛び降りておりましたが、ブレたり、外れたり、お辞儀したりすることはありませんでした。しっかり締めれば結構優秀だと思います。
NRX30-1
ライトユニットの照射システムはスムースリフレクター。配光は中心が明るく、その周りに明るさの異なる周辺光が比較的広く発生します。スムースリフを使っている割には配光は美しく、円環状のダークスポットなどは発生いたしません。ルーメン値の記載はございませんが、これまで見てきたライトと比較しますとおよそ80ルーメンくらいでしょうか。決して暗くはなく、自転車の前照灯として使える明るさくらいだと思います。2時間ほど連続点灯で走り続けましたが、およそ初期照度を保てていたと思います。自宅に到着した時に少し暗くなったかな?と感じる程度です。でもまだまだ全然使える明るさでした。

ちょっと話がそれますが、この日は先日紹介したLED LENSER H7Rの照射性能とランタイムについても同時に行っておりました。人間怖いもので、一度明るいモデルを手に入れてしまうとそれよりちょっと暗いだけで不満に思ってしまうのです。「この辺でいいや」となかなか思えないようです。NRX30だけでも充分に明るく感じるのですが、頭につけたH7Rを点灯させて見たところ実に快適な視野が得られました。NRX30ではやや力不足だった周辺光の部分を均一に明るくすることが出来ました。街ノリでもヘッデンはあった方が良いのなかぁ〜と思いましたね。H7Rであれば割りとコンパクトでスマートなのでキャップの上からつければあまり違和感ないかな?人通りの多い場所で点灯させるのは、、ちょっと恥ずかしいかも。。でも、安全性という面ではかなり効果あります。

最後にDOSUN M1plusと照射比較してみました。前方8mに障害物あり、といった感じです。同じ単3電池 x 4本使用ですが、これだけ違いがございます。無灯火では近くの工場やコンテナヤードから漏れるナトリウム灯の光だけが頼りです。無灯火で走るにはかなり怖い場所です。NRX30は本当に広い範囲を照射します。使っているリフの割には意外というほど広角配光です。対するM1plusは照度MAXでは非常に明るかったです。これまでM1に欠けていた中間配光部分が大きく改善されておりました。照射範囲は決して広い方ではありませんが、その明るさはNRX30と比べてもこれだけの差があります。2つを比べてどちらが優れているかは何ともいえません。明るさを取るならM1plusでしょう。
nrx30-2

私としては明るい部分と暗い部分が出来るだけ少ない配光が望ましいと思います。どうしても明るい部分に視線が行ってしまいます。配光面が狭かったり、中心照度と周辺光に大きな差があると、視野が狭くなってしまいます。これだと危険を見落とす可能性がございます。そういった意味ではNRX30の配光でもうちょっとだけ周辺光が明るかったら満点の出来だったと思います。

スマートなボディデザインに単3 x 4本というランコストの良さは日々自転車通勤や通学をされる方にオススメしたいモデルです。ライトユニットが小型なのでバイクのデザインを大きく崩すことなく装着できるのも優れた点だと思います。折角つけるならカッコいいのを付けたいでしょ?