5161675c.jpg「実に面白い、、」それがこのライトの最初の感想です。

Bushnell ブッシュネル HD2はこれまでに見たことのない特異な配光をしたライトです。ブッシュネルですが、私は正直「ライトメーカー」という印象は薄かったです。スコープや暗視ゴーグル、レーザー計測器など光学機器メーカーだったと思います。おそらくライトは主力商品ではないのかも知れませんが、このオリジナリティ溢れたライトは必見です。

まず、ボディはアルミ合金でアルマイトメッキが施されたものです。写真では黒っぽく写っていますが、どちらかと言うとGENTOS SUPERFIRE JUPINAっぽい色合いです。
それにしても、、このボディの大きさは「変」です。電源はCR123A x 2本にも関わらず全長230mmもあります。SUREFIREのE2DLであれば138mmです。実に100mm近くも長く、ボディの把持部も32mmと比較的太いです。一見すると単2電池3本使ったモデルにしか見えません(笑)。GENTOS SF-705XPなどとも比べてみましたが、この通りです。
テールキャップをあけて見てみると電池が装填される内殻とボディ本体の外殻という構成になっていました。何だか、やたらと分厚い装甲です(笑)。連続点灯による防熱対策と思われます。

スイッチはテールスイッチとボディ本体に付設されたプッシュスイッチの二段構え。テールスイッチがメインスイッチで、プッシュスイッチはモード切替用です。テールスイッチにはBushnellの「B」の文字が描かれており、この部分がバッテリーのインジケーターになります。グリーンならば充分、電池残量がわずかになるとレッドに変わります。これはなかなか便利ですね。

HD2 vs SF-705XP vs E2DL
さて、イワクの配光です。懐中電灯の配光は集光にしろ、拡散にしろ、「○」のものがほとんどですよね?でもなぜマルなんでしょう?このライトはそんな既成概念に真っ向勝負しています。これまでも他メーカーではコリメータレンズで精度の悪いモデルなどに○や□や△が混じったようなモデルもありましたが、そういった類とは全く異なります。意図的に四角い配光になっております。ベゼルを開けてみるとその理由が分かります。開口部は四角い形をしており、その内部は四角い鏡面リフレクターになっています。そしてその深淵にLEDユニットが設置されております。開口部からのぞいて見るとまるで万華鏡(笑)。思わず、くるくる回してしまいます。ベゼルを付けない状態でも四角くなるかなぁ〜と思って点灯させましたが、そうはなりませんでした。やはり風防がレンズになっており、焦点を調整してあの配光を作りだしておりました。


屋外 HD2 vs P17
この四角い光は実にフラットで美しいです。四隅には額縁のようなブルーの縁が付きます。暗闇の中で点灯させるとまるで照射面が絵画の如く浮かび上がります。実にシュールな感じ。光を使った現代アートと言われて納得してしまうような不思議なものです。そして、明るいのです。メーカー公称165ルーメンは伊達ではありません。闇を切り抜く四角い光は「気功砲」のようでもあります(笑)。

かなりネタライト的なオーラを放つライトですが、ボディの完成度、明るさと言い、スペックは非常に高いライトだと思います。マニア向けっぽいですが、視認性に優れた照射面の明るさは魅力です。

点滅モードもありますが、あまり早くありません。四角い配光と相まって、まるで古い8mmフィルムを見ているようです(笑)
Bushnell (ブッシュネル) HD2 スクエアービーム 165ルーメン LEDライト