27bbcc2d.jpg充電中の写真は左からSTREAMLIGHT ATX サバイバーATEX Zone2 , STREAMLIGHT POLY STINGER-BK , SUREFIRE 8NX415 NITROLON-BKです。

充電中です。たっぷりとデンキを食べて、いざ照射!

今回も照射イメージをハッキリと分るようにフォグマシンを使ってみました。煙の中で見るZONE2のオレンジがカッコよすぎます。(笑)

まず、ストリームライトのZONE2についてご紹介。
ZONE2はストリームライトのサバイバーシリーズの一つ。サバイバーシリーズは酷寒、灼熱、高湿度等の過酷な条件下において使用されることを前提に設計された充電式懐中電灯です。ほかにLEDモデルとより防爆性を重視したダブルガラス仕様のZONE1があります。ZONE1は防爆性を重視するあまり明るさを犠牲にしているところがあるので、今回はより明るいZONE2で照射してみました。これらはいわゆるL字型のライトになりますが、単体で自立可能なものでもあります。ボディ背面には大型で強固なクリップが付いており、ベルトやハーネスにつけることが出来ます。もちろん自立可能なので床に置くこともできます。

で、商品みて最初に思ったのが意外と「デカイ」です。バッテリーの容量やリフレクターの大きさなどからこのような大きさになったのかも知れませんが、一番考えられる理由はこのライトを使う職業の人に関係します。サバイバーシリーズは消防車搭載用のライトとしてアメリカNFPAから認定を受けています。当然、ユーザーは消防士を対象としています。彼等はもれなく耐熱、耐火グローブを嵌めています。あまりボディがコンパクト過ぎるとかえって握りづらく、操作し難いものです。そのためこのような大きさに収まったのではないかと考えられます。無駄に大きいクリップも同様の理由が考えられます。小さいからなんでも良いというわけではないんですね。
ZONE2
スイッチはON/OFFのみ。ZONE1,ZONE2に関してはボタン式ではなくスライド式のスイッチです。頻繁なON/OFFは行うことを想定されていません。基本的に点灯させたら作業が終了するまで点けっぱなしにするようです。使い手の特殊性を考えるとこういうスイッチもアリかな?と思いました。
ZONE2配光
さて、肝心の配光と明るさです。このライトのリフレクターは見事な鏡面リフ。配光も当然集光となります。長方形のスポット光が力強く煙の中を突き進みます。公称値114ルーメンですが、同社のポリスティンガー125ルーメンよりもさらに明るく感じました。わずかな差ですが、リフがオレンジピールのスティンガーよりもより集光性に長けたZONE2がその特性を活かせたものと思われます。しかし、なぜ配光が長方形になるか謎です。ピンスポットサークルよりも見やすいのでよいですが。

総じてみるとやはり専門性のあるライトです。使用環境を考慮した上での作りこみに感心しました。ただ、あまりにも特殊性を重視し過ぎて一般に使うにはちょっとゴツ過ぎるかな?とも思いました。自立できますが、あまりに集光性が強すぎてハンズフリーでの手元作業にはあまり向いていないと思います。できればアクセサリーに光を拡散させるディフューザーがあれば良いのですが、、そうすればキャンプや作業灯としても使い勝手が良いんだけどなぁ〜と思ってみたりします。

ストリームライト サバイバーATEX Zone2 は消防、防爆関係で強く支持されるプロフェショナルライトの一つです。