ae4e27f2.jpgLEDとキセノン(XEON)の光の特性の違いはこれまでにも何度かご紹介してきましたが、実際にどれだけ違うのでしょう。先日ご紹介したフォグマシンを使って煙の充満する部屋で同じ程度のルーメン数をもつ二つのライトを使って照射比較してみました。

キセノンライトはストリームライト SL-20X 200ルーメンの充電式ライト。無骨でオーソドックスなスタイルですが、変わらぬ品質と明るさは今でも支持されるロングセラーモデルです。対してLEDライトはLED LENSER P17 190ルーメン 昨年末リリースされた新型機です。Dセル(単1電池)3本使用 ベゼルは前後にスライドしワイド、スポットの調整が自在に行えるライトです。古豪VS新鋭といった感じでしょうか。

照射テストは営業が終わった倉庫内で行いました。照射距離は約10m シャッターの前に人を立たせてどれくらい光が届き、見やすいかを調べてみました。結果は左の写真の通り。まず、キセノンSL-20Xで照射。強力なオレンジ光が煙の中に一条の光を作り出します。照射範囲は決して広くはありませんが10先の人の姿を捉えることが出来ました。続いてLED P17のスポットモードで照射。こちらは青白い光線を煙の中に描き出しました。同様に10先の人影を捉えることは出来ましたが、、途中で白い煙の壁のようなものが発生し、キセノンに比べると視認性は悪かったと思います。決定的に異なるのは照射対象の「影」です。これはキセノンの方が圧倒的にクッキリと分りました。これまで雨の中や霧の中でも照射比較したことはありますが、ここまで違いがハッキリと出たのは今回が初めてだったと思います。非常に勉強になりました。

ちなみに、P17のワイドモードで照射しましたが、このように全く光は届きませんでした。煙によって光は乱反射し「白い壁」が現れるだけで全くその先が見えませんでした。P17は屋外で条件さえ良ければ50m以上先でも十分に照らす事ができる照射性能をもったライトです。しかし、このように煙の中ではその力を発揮することは出来ないようです。実際に、消防などの現場ではヘッドライトこそほとんどがLED化していますが、メインの手持ちのライトはまだまだキセノンが主流のようです。このようなテスト結果からもキセノンが未だに選ばれる理由が分るかと思います。

ルーメン値によってだけでなく実際にしようされる環境や状況を想像しつつ、ライトを選んでみるのも楽しいものです。