8267ee93.jpgSTREAMLIGHT ストリームライト SL-20X LED

ストリームライトのリチャージブル(充電式)ライトの一つです。これまで紹介した同社の充電モデルと異なり、キセノンとLEDの2種類の光源を有するハイブリッドライトでもあります。

全長335mm、重量770gに及ぶ大型ライトに属すると思います。使用電源は専用のニッカド充電池を使用。満充電でキセノン(ハロゲン混合)で1.2時間、LED単体で40時間の点灯が可能です。ボディは航空機グレードアルミ合金を使用しているのでガワの割には軽量かと思います。その理由としては乾電池ではなく専用電池を使用しているからです。専用電池の重さは約300g、対してナショナルの単一電池が1個約140gなので3個使うモデルと比べるとすでに120g軽量なことになります。

もう少し電池について触れたいと思います。専用電池の直径は約23mm 全長約217mm 細長いものになります。そこでちょっと疑問に思ったのが、「電池の細さのわりにボディが太い」点です。このSL-20X LEDの把持部、つまり電池が装填される部分の直径(外径)は32mmもございます。不思議に思って内部を確認してみたところボディの内側にゴム製の緩衝材が張り付いていました。バッテリーケース内での電池の挙動を抑制し、破損を防ぐ目的があります。ボディの太さや長さは握り具合などを考慮して設計されていると思いますのでこのような構造になったのでしょう。使い捨ての一次電池を使用したモデルの場合は基本的に電池の種類とサイズありきでボディサイズが決まるので充電式ライトならではの設計だと思いました。けっこう手が込んでいます、おまけにテールキャップのねじ切りも美しくスムーズな開け閉めが出来ました。よいライトです。

次にスイッチですが、なかなか面白いものです。ストリームライトにはハイブリッド式のタスクシリーズというものがあります。これらのライトはボディの大きさなどの都合によりスイッチは一つしか付いていません。一回押すとLED,二回押すとXEON,三回押すとLED,
四回押すと消灯、と言った感じで無理無理感があります。コンパクトなボディサイズに多用なスイッチシステムを詰め込むにはロータリー式やツイスト式など複雑な構造が必要となります。(たいして複雑でもないか。。)何れにしても操作性の煩雑さは否めません。対して大型のライトの場合、ボディがそもそも長いのでスイッチの配置もコンパクトライトのように一つにまとめる必要がありません。このSL-20X LEDはLEDとXEONのスイッチが別々に設置されています。ベゼルに近いほうがLED , その後がキセノンです。点灯のさせ方もLEDとキセノンでことなります。まず、LEDのスイッチですがON,OFFのみです。軽くさわるとすぐにONになります。キセノンは軽く押すとモーメンタリー(間欠点灯)押している時だけ点灯します。常時点灯させたい場合は、クリック音がするまで押し込みます。

基本的にはLEDを常時点灯させ、さらに明るさが欲しいとき、遠方を照射したいときにキセノンをONにさせるといった具合で使用するのでしょう。スイッチが別々なのでLEDを点灯させたままキセノンを点灯させることもできますし、キセノンだけを点灯させることも可能です。いくら充電式とは言え、光源がキセノンだけですと1時間ちょっとしか点灯させることができません。常に強い光源を必要とするならばキセノンオンリーだと思いますが、どうしても長時間点灯させ続けなければならない時は予備電池を持ち歩かなければななりません。30ルーメンとは言え、常時点灯で40時間使い続けられることには嬉しいですね。電池が消耗し、キセノンが消灯してもLEDだけで1〜2時間は点灯可能です。電池の残量目安にもなりますのでこれは便利です。

配光は基本的に美しいです。リフレクターの端に三角形を描くように配置された3灯のLEDは白色光。やや色温度は高そうです。かなりの至近距離でない限り、LEDの配光にムラはありません。特異な配置にも関わらず非常に視認性のよい視界が得られます。しかし、あくまでも5mくらいの近距離用です。室内であれば壁や天井の反射が得られるのでこれでも充分ですが、それ以上の明るさとなるとやはりキセノンを点灯させる必要があります。で、このキセノンはだいぶ明るいです。200ルーメンの光はかなり遠方まで照射することが出来ます。配光はやや狭角ですが、それほど違和感はなく使用可能です。
ショルダーベルトと併せて使えば携帯も苦労しません。SL-20X-LED1
同じ程度のサイズのライトと比較してみました。左がGENTOS SF-705XP、右がLED LENSER P17。どちらも単一電池3本使用のモデルです。どちらも散々照射比較したライトでございますので見飽きているかも知れませんがご容赦ください(笑)。ルーメン数の違いがありますのでこんな感じです。P17は最スポット状態。もうすこしワイドの方が分りやすかったかな?

充電すが、専用のホルダー型のチャージャーで行います。スティンガーシリーズなどに比べるとチャージャーへの装填が楽です。充電中はスイッチ付近が淡く赤く光ります。スイッチを入れた状態で充電器に差し込むと、停電時に自動点灯する非常灯機能が備わっています。警備や夜警だけでなく、緊急災害時用のライトとしても可能です。常にフル充電状態でスタンバイできます。

SLシリーズにはキセノンオンリーのモデルと、ボディがポリマー素材の廉価モデルがございます。

キセノンオンリー:SL-20X

ポリマー素材:SL-20XP LED

非常にオーソドックスな外観ですが、性能、品質とも非常に優れたシリーズです。手間がかからず経済性に優れた充電式高性能ライトです。