52737d23.jpgLED LENSER P14は単3電池を4本使用 明るさ約180ルーメンのライトです。電池はカートリッジに2x2の並列に並べて装填します。同社の水中ライトD14も4AAですが、カートリッジなどを使いませんので比較的コンパクトです。しかし、このP14は使用電池の本数に比べ巨大、この専用のバッテリーカートリッジの為ですね。。サイズだけ見れば3C(単2x3本)のライトと変わらないくらい大きくて太いです。

一応、専用ポーチはついていおりますので、腰から提げて使うことを前提としているのでしょうが、なかなか迫力のあるルックスでございます。把持部分が35mmもありますので逆手にもって親指で押そうとすると確りと握ることが出来ず、重くて辛いです(笑)。で、気がついたのですが、逆手でもった状態で使いたければ人差し指でスイッチを押すとけっこう楽です。お試しください。

さて、今秋リリースされたLED LENSERのPシリーズでは2番目に(X21除く)明るいモデルになります。P17が190、P14が180、P7が170と使用電池を変えて細かく刻んできています。確かに近距離や10m程度であればワイドでもスポットでもその差は今ひとつなさそうですが、スポット時の遠方照射能力はかなり違いが出てきます。その理由は「レンズの深さ」が考えられます。深く広いものほど照射距離が伸びます。やはり長大なP17に比べるとP7の照射距離は短くなります。P14はかなり肉薄しますが、やはりP17には及びません。

決して軽くてコンパクトではないが、なんとか携帯できるサイズで、照射能力はD系(単1)クラスという、例えるならフリーライドバイクのような位置づけです。長大なサスペンションを持っているが何とか漕いで登れるバイクみたいな。。価格もダウンヒルバイクほどではない、みたいな。。そんな存在です。
自転車に乗っていない人にはさっぱりわからない例えでスミマセン。でも本当にそんな感じです。大きさを我慢すれば、P7と比べてランタイムが長いので、同じ本数の電池を使うのあればP14の方がランコストに優れていると思われます。

コンパクトではないが、肩掛けするまでもない、意外と美味しいところを狙っているなぁ〜と思いました。最初は大きさや太さばかりが目に付きましたが実際に使ってみるとなかなか使えそうです。割り切ってコンパクトさを取るか、明るさを取るか、どっちも選べなぁ〜いという人はこのライトを候補に加えてみてください。