4f7da8f3.jpg月が吼える満月の夜、森に入って照射テストしてきました。

6月にテストしていた場所は、すっかり夏草ボーボーになり、とても分け入ることが出来ないような状態でした。仕方ないので少し外れにある砂利道で試してみました。距離は約35m、道で照射した方が土手沿いやトレイルをイメージしやすいかな?

さて、今回はGENTOS SG-309の屋外照射がメインとなります。恐らく集光タイプの配光と思われたので、同じ集光モデルであるSUREFIRE E2DLGENTOS SF-502XPも一緒に試しました。対照的な拡散モデルSUREFIRE L4とリクエストのあったRAYSVISION L-6Tも比較の為にもって行きました。

SG-309ですが、正直箱書きのスペックほどは明るくないだろうと疑っていましたが、集光時の明るさは、侮れないものがありました。GENTOSのレンズタイプのライトは配光が■になる傾向があり、このSG-309も例に漏れず同じものでした。特に路面や壁面など凹凸の少ないフラットな面を照らすとよくわかります。ワイド照射ではだいぶ●に近くなりますが、やはり●と■を混ぜたような感じになります。気になるのは照射距離がワイドになるとグッと短くなるところ。モードによって照射距離の性格がハッキリと分かれます。手元足元ならばワイド、遠くを照らすならばスポットといった具合に使うのでしょう。しかし周辺光を出さないタイプなので、スポット時の配光は発射点から投光点までの間が全く照らされません。自転車などに付けることを考えるとあまり最適なライトとは言えないかも知れません。少なくとも拡散配光を得意とするライトと併用しないと難しいと思います。

このボディサイズでこの明るさですから、普通に懐中電灯として常時持つには良いものだと思います。実際、電柱くらいの高さへの照射であればL4よりも明るいくらいに感じました。


ここ最近の照射テストでE2DLを常に試していましたが、集光性を生かした遠距離照射と同時に、周辺光をも発生させます。超タクティカルライトな見た目なので使い難そうに思われる方もいらっしゃると思いますが、意外にもアウトドアユースに適したモデルではないでしょうか?

今回の照射では各々の性格がよく分ると思います。ルーメン値も実際の照射に近いものがあったと思います。ご覧の通り100ルーメンを越えるモデルでもこれだけ違いがありますから用途に応じたライトを選んでいただきたいとですね。