9bbb8ef8.jpg先日ブログのコメントで頂きました件につきまして検証してみました。

シュアの6PLレイズのL-6T、どんな感じで違うのか?ということです。

検証と言っても、二つのLEDライトの特徴の違いを比べて見ただけですけどね。先日の土曜日の夜にナイトライドを終えた後に定点撮影による照射比較をしてみました。結果から言うとRAYSVISION L-6Tは「集光中遠距離形」SUREFIRE 6PLが「散光中近距離形」な配光です。

一番上の写真を見ていただくと分ると思いますが、6PLは全くムラのない配光。実にフラットな光で視認性に非常に優れています。

RAYSVISION L-6Tはこれまで室内でしか使ったことがありませんでした。今回屋外で遠方照射して気がついたのですが、配光が3層に分かれます。明るさの違いは 中距離 < 近距離 < 遠距離といった感じ、手前と奥が明るく中間の距離が少し暗くなります。ちょっと不思議な配光でした。実際に点灯した状態で視認する分にはさほど気になりませんでしたが、こうして写真に残すと気になってしまいます。

3枚目と4枚目の写真ですが、ナイトライドを同行した友人に手伝ってもらいました。彼は身長180cm弱の成人男性です。肩口からまっすぐ腕を伸ばした状態で二つのライトを照射して照射面に広さを比較してみました。

どうでしょう?6PLはL-6Tよりも配光が広いですね。約1.5m程度では6PLは明るく感じました。しかし、3m程度離れるとL-6Tの方が明るく感じました。

照射距離約3m

L-6Tは遠くを照らすのは非常に優れた明るさです。実際の照射光量は見た目ではL-6Tの方が明るく感じましたが、近距離では配光が狭いようです。対して6PLは相当遠くを照らす必要が無ければ、使い勝手は非常に優れております。全体の光量としてはGENTOS SF-501を少し暗くしたような感じ、ですね。

配光の違いがここまでハッキリでましたので、どちらが優れているかよりどちらが用途にあっているか、で選んでいただきたいです。

さて、ここからはカナリ私見な意見ですが、スイッチの押し具合はSUREが良いと思います。間欠点灯ができる6PLはやはり便利です。使いたいときに使いたい量だけ無駄なく点灯できますからね。6PLはテールスイッチをねじ込まないと常灯しないので、一定時間点灯させる際は両手を使わなければなりません。常灯利用が目的の場合はL-6Tが瞬時に片手で点灯させることができます。

で、最終的にどちらが好みか?というとHATTA的には6PLです。散光、ムラなしのライトが好みです。ナイトライドでは森の中を走行します。L-6Tで照らす事が出来るほど遠くを照らす必要は無いのです。もちろんコースにもよりますが、シングルトラックの九十九折れの多いトレイルなどでは、遠くよりも近くをハッキリと照らせるライトが重宝がられますから。

価格的にはRAYSの方が3,000円ほど安いのです。これがまた更に悩ましい現実です(笑)

ちなみに、ちょっと問い合わせ内容とことなりますが、SUREFIREの6PLと同社のG2Lはボディがメタルか樹脂の違いだけです。スペック的には相違はございません。